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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

コロナ明けの明と暗

2023年04月07日

今、取引のあるいくつかの糸商さんと継続使用しているそれぞれの銘柄の糸に関して値段の動向を訪ねたりしているが、為替は落ち着いたもののフラックス原料がかなり高くなっていて、また、ラミーも価格が上昇しきたということ。

繊維の世界のものづくりサイドから考えると、日本はもうモノづくり国家ではなくなって繊維輸入大国。技術基盤も国内はコロナでさらに疲弊して廃業した、染色工場、加工工場、縫製工場、織物工場は多い。

ブックで色展開されるような生地からアパレルさんも生地を選ぶような時代になり、オリジナル生地を作るというような形は少なくなっていくだろう。物価上昇の背景が、コスト増大という問題で、世界的に人件費、物流コスト、原油高騰など、単に需要が増えたからという理由ではなく、需要が減っているところも成り立たないから価格を上昇するという供給側の事象での物価上昇がある。いわゆる、スタグフレーションと呼ばれる状況に近いのかもしれない。

この4月で、コロナ禍での雇用調整給付金が終了となり、日本の多くの企業が需要減を、半分休みながらk雇用保険の特例制度である雇用調整給付金で、給料を支払いながら雇用を維持してきたが、需要の回復していない業種に関しては、日本の企業の場合、これからがコロナ不況の現実と直面する形。

日本で残りえるのが国内での生産に関わる消費税も還付されて実質払う必要のない輸出型の商社や大企業だけが残るような形になるのか、自動車も将来は携帯電話のように家電化されて3年で使い捨てリサイクルするような形やサブスクの形に変わってゆき、実質車検制度からの縛りも解かれることになるだろう。


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