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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

人不足

2024年02月18日

集落も若い世代が少ないので次の世代の人にしても現役で働いているのだしもっと人が少ないんだし、受けたい人はいないんだから二つの役を兼任することに。縮小化の流れの中でそれほど大してする仕事もない状況なので兼任しても問題がないだろう。形だけでも残すなら名前だけ程度の役でも良いだろう。戦後のひと世代が終わるときにいろいろなものごともそのまま引き継ぐでなく新しい形に変えていく必要はあるだろう。

昨日、その一つの役の引き継ぎの会合があったけども、同じ集落の人でもこういうところで出会って話をする機会がないとまったく、誰が誰か分かっていないというような状態で、今回の当たっている7人の方がどこの家の方なのかも知らないケースが多く、聞いて教えてもらう。こういう役があるというのがそのくらいの成果でもよいのではないだろうか。

岩手県では1000年以上続いてきたお寺の裸祭りが今回で形を変えるそうで、その理由が引き継ぎ手がいないという理由らしいけども無理やりやらせるようなことをやっていては余計に次の世代は離れていくだろうし、志を持った人が自分が覚悟してやっているというのが理想の形でそれが受け入れられない人というのは関わるべきではないだろうと思う。

集団を一つの閉じた世界に持って行って特色を高めるのか、一般的な流れに合わせて軽くして誰でも参加できるようにするのかというあたりの話になるのだろう。林与の麻織物の世界も閉じた世界の一つで、世間一般の普通は目指してもいないから特色的なものが存続はしているんだろうと思う。


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