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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

金糸銀糸

2009年09月14日

今日、お昼過ぎからお客様がありました。先日、取材で林与にお越しになられた新聞記者の方のご紹介で、弊社に脚をお運びくださいました。金糸銀糸を専門に作られているメーカーの専務さんと社員の方で、ガッツがあるだけでなく職人気質で、ものづくりに対する一途な姿勢が伝わってきました。

金糸銀糸というのは今までなんどか使ったことがあり、林与にもストックの金糸銀糸があるのですが品質や物性が今ひとつはっきりとしないので本格的に使ったことはほとんどありませんでした。実際にはどんな品質表示になるのかとか、加工ができるのかなどという疑問点があったのですが、身に着ける布というものだけに、メーカーの方の説明ではっきりと組成ののわかるものを使えるのは安心です。(金糸や銀糸は間に糸商が入るので、使う側からするとそういうところの情報がはっきりとしないことが多いのです。)

金糸銀糸にも、切ったスリットの状態で使うタイプのもの、コアヤーンの周りにしっかり目にカバーリングしたタイプのもの、ゆるめにコアヤーンが覗くようなタイプのものなど、用途に応じて、織機や編機に応じて、使い分けが必要であることを聞きながら、林与の織機では実際どんなものができるのかという問題を考えました。

織れるか織れないかという問題を超えて、どのような柄を作るためにはどのタイプの糸を使えばよいのだろうというところで、織りの技術は後からクリアできるのではないかと思っています。超細番手を織る麻織の技術を応用して織れないといわれるクラスの金糸銀糸に挑戦したいなあなんて思っています。細番手のリネンにラメ糸を巻いてみるテストをしてくださることになり、どんな糸になるのだろうか楽しみにしています。うまく、超細番手アイリッシュリネンハンカチに格子やライン使いなどで使えればキラキラとしたハンカチができるのではないかと考えています。


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