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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
一生懸命なのだが
2020年09月09日
一生懸命やってても駄目だなあと思うことも多い、今回はいつもよりもテキスタイルマルシェの準備に時間を使ったつもりではいたけども、間際になって結局洗いを掛けたものが乾かないとか追われてしまって、準備日、一番最後くらいに会場入りで準備。担当の方には優しくしていただいて夜10時の一番最後まで付き合っていただき申し訳ない話。

コロナでお客さんは少ないだろうから、売るということよりもいろいろとちょっと変わった試みをしたいなあと思ってミシンを持ち込んで実演したり、テキスタイルマルシェなので反物もたくさん持ち込もうと思ったりして、逆に買ってもらいやすいキッチンクロスとか、マスクの準備が手薄になってしまって。

9月で生産時期に入って、生産時期の11月初めくらいまでの仕事の予定がかなり埋まって糸の準備などをしたりとか。珍しく綿麻の織物を織るんで、その綿の糸の手配もなんとかうまくできてよかった感じ。それでも3週間ほど待つ話。糸商さんにも晒してある綿糸の在庫がないような状況で、綿の生成の糸を晒すのに3週間。ちょうど今日は染色工場に行って話を聞いているとそろそろ仕事が入り始めてきたという話でかせ上げが詰まり始めているということ。早めにいろいろと動いておいてよかった感じである。

簡単なことがその場で動ければ簡単に済むが、後回しにしないといけない事情があったりすることが多く、頭の中でいくつもの案件がこれもあれもとなってくる。なにか一つ揃わないと、後回しにしないといけないことがいろいろとややこしくなる原因の一つ。優先順位を決めて順番にやっていくしかない。今日も朝から百貨店からの荷物の返送の手配を地元の運送会社から電話があって、ファックス1枚を送るだけのことなのだが、送り状番号や集荷先、日程、などなど検討して書いていると1時間ほど時間使ってしまう。運送会社の人が私のことを良く知ってる人で電話貰えて、ファックスに書ききることのできない集荷の細かい段取りを理解してくれて助かった。

その後に、運送屋さんがリネンデニムに使う25番のオフ白の糸、ドライバーが年配のおっちゃんだったので荷下ろしを手伝う、そして、午後からは別の運送屋がリネン40番のオフ白の糸、ドライバーが女性の方だったので荷下ろしを手伝う、雨が降り出して、ちょっと箱が濡れ始め、急いで自分の車に積んで、再度、在庫糸の量を調べなおして足りない分を染めるため染の指図と納品書を書いて染工場に持っていく、1か月ほどで納品予定の仕事。糸の箱一つ24kg入なのだが、今はそれを持って運べる人というのがなかなかいないもので、私の仕事になりがち。糸商さんの部長から電話があって久しぶりの電話だったので近況報告などしたり、8時くらいに出荷、夜は巻き取りと整経の作業。中国向けの在庫案件を調べないといけないのも夜に行う。この前に送った中国向けのEMSが1週間ほどかかってしまっているので、まだまだEMSも完全には復活していないようだ。

生地をつくるのは洋服をつくるのよりも時間が掛かる。今の空いている時期でも糸を染めるのに2週間とか、300mとか織るとなると1日15m織れるとして1か月仕事。