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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2025年6月
リネン日記:3
2025年06月19日
中国のバブルが崩壊してマンション価格などは何分の1かに下落したものの、一度上がった物価水準というのは高いままということがあって、特に高齢化の進む中国で医療費などは日本以上に高額で、例えばがんになると民間の保険に入っていても、年間200万くらいの医療費は掛かるということらしく、アメリカと同じ様な問題を抱えてしまっている。

質素倹約的な2000年以降成長したものづくり大国から、消費大国になった中国。林与もコロナの1年前くらい前くらいから一度も中国にはいってはいないけども、それまでは毎年2回くらい上海に旅行して中国経済の地道なものづくりの強さを見てきた。特に繊維業界においては、2008年ころに中国の展示会というものを日本の知り合いの方が出られるということで、すごく期待して見に行ったことがあった。

その時の林与の評価というのは、後染めの生地ばかりが並んでいて、加工もフラットで風合いがないP下のような生地、でも価格は麻のものに関しても日本の10分の1というのに驚いてはいたが、日本のものづくりとは歴然とした違いがあって、2000年以降の日本というのはまさにバブル崩壊後の今の中国と同じで数年前までは高い良いものを探していたのに、今は安いものの中から品質を見極めて買い求めるばかり見たいな状態。

インターテキスタイル上海当初は、1枚400元のサンプルとしてのストールすら業者さんには全く手がでない話で、100元でどうだとか50元でどうだとかいう話ばかり、でも、その10年後には、売るとも言っていないけども、サンプルを売ってほしいというお客さんばかりになって、外に払った費用程度でまったく利益もないけども8000円くらいだと頼まれて売るような状態で、日本の百貨店やアパレルさんが原価割れの1枚8000円のストールを1枚もなかなか仕入れるのが難しい状態で、海外のオーガニックというのはブラックボックス過ぎて熊本のアサリ状態でラベル貼って逆にそれが日本の天然繊維の業界すらも潰してしまったのではないかと思ってる。

金儲け主義のラベルビジネスとかほんとやめてほしいし、オーガニックを謳いながら、単なる消費者騙しの繊維業界になってしまってよいのかとおもうのは2008年の日本でのオーガニックコットンブームの時から素人騙しではないのかと、2010年、2011年にその問題がインドで発覚してオーガニックコットンの生産が半減したけども、今のオーガニックコットンはその時以上に落ちてしまっていて、遺伝子組み換えが普通で、合成繊維混ぜてオーガニック、その程度が世界のオーガニック認証で、落ちるに落ちたような金儲けのビジネスで、オーガニックの講習に何十万払ってお金を儲けたいだけの業者が多くなりすぎて、そういうのを指摘する人も今の日本の繊維業界では林与くらいだと思うし、話するとほんとお金儲けしか考えていない人たちが、どんどんと地道に本物だった末端の人々すらも金儲け主義のオーガニックに染めてしまって、合成繊維混ぜてオーガニックとかで儲けたい人というのは、素人の消費者騙しそのものなオーガニック。

繊維業界の価値感すらもまったく分からない人たちが、遺伝子組み換え不使用と言いながら遺伝子組み換えが当り前の現状も隠して、GOTSですらもその状態、遺伝子杭変えを判別する方法がないからセーフとか公式なサイトでの、遺伝子組み換えを広めてるのが今はGOTSみたいになってしまっている。種子をしらべたらやばいのを調べられるのに調べようともせずに、綿花レベルだと判別不可能だからセーフとか、国際会議もやりながらその程度では、繊維業界の価値感すらも守れない儲け主義そのもの。そしてそういう謳ってることが怪しいのを指摘する人も、世界でも少ない。
2025年06月18日
若い経験も実績も知識もない人たちが仕事ができなくて悩んでいて好きなことを仕事でしたいという気持ちも分かるけどもそのままだと、経験も知識も実績もまったく詰めずに、目の前の仕事の大事さも分からないだろうと思う。仕事を任せるということは単に作業を任せるのではないし、その人に払う給料の10倍のリスクのあることでできないとか分からないとかも分かるけども、繊維業界では何十年の経験者でも他にそういうの任せてできないわからないままが普通で、仕事に関わるなら考え方を変えてもらわないといけないのだけども、でもそういうのが今の日本の普通の繊維の現場で海外にどんどんと抜かれて行くのもあたりまえで、繊維のものづくりの中心が中国やベトナムに動いていても、日本のレベルの高さや厳しさを満たすのが今時の日本の働く感覚じゃないというのがすごく残念で、落ち込むことが多い。

日本だと、要求されるレベルが、知識と経験と実績があるのが当り前でみたいな業界の水準、一方で、繊維業界に実際に知識と経験と実績を持って形にできる人というのは本当に少なくて、興味や自分が食べていくだけが精一杯のスポンサーがやめたらやめるだけみたいな人もいたりしてそういうのが大先生ではアカンやろ。オーガニックの世界でも同じで、オーガニックの大先生が、林与に、エシカルなことが面倒なんですよとか、その人も正直なんだけども、人々の期待に応えるは難しいし、なぜか、サラリーマンみたいな人で、オーガニックコットンの価値感すらもゆがめてしまうのは当たり前だし、講演ではすごいこといいながらも、話をすると一番駄目な、国際会議でなまった英語きいてたら眠いんですよとか、お前はほんと人の気持ちを持たないとオーガニックは無理で、よくある学者タイプの大先生で、そういうのが繊維業界を牛耳っては、日本オーガニックも普通に落ちるに落ちるのを心配して、この2008年くらいのオーガニックブームから注意をしてみてきた。偽装逃げまくりやん、ほんと、林与にいったことが、それは企業が悪いだけで、自分は関係ないとか認証しながら、やばすぎた日本の繊維業界始まって以来の怖さがありすぎて、オーガニックやエシカルでそこまで権威主義やラベルビジネスで金儲けしたいのかというだけのこと。日本を代表してきた人の感覚が本当にヤバすぎて、こいつはあかんとおもった。熊本のアサリと同じで参加企業の責任にしてたんなる日本の消費者騙しのラベルビジネスでは駄目だと思う。10年以上やったやろ見守ってたけど逃げるだけやん、誰も本当か嘘かも分かってなく認証だけ与えてやってきたのが、日本のオーガニックの闇歴史。反省すべきじゃないか、日本の繊維業界のオーガニックじゃなくてももっとまじめに責任も当たり前に背負うでやっては来たのに認証機関が認証をあたえてそれは企業が悪いだけとかで、消費者が許すのか。日本の繊維業界のすごいを奪いながら全く謳いだけで無責任な理事長が発足から10年以上でもう日本のオーガニックが汚染そのもので、素人は騙せても、繊維業界の本気の人を軽く考えたら駄目だと思うくらいに、辞めたいのだけど他にやる人がいないからやってるだけでよという日本のオーガニック機関の理事長ですごいことを謳いながら嫌ならいつでもやめたいだけのサラリーマン以下なんちゃうのと話して思った、そういうのが本当に、林与自身が落ち込む話で、なんで日本のオーガニックや世界のオーガニックの凄いを謳いながら自分とは関係ないとか、日本のオーガニックに関わる人が今時の日本の似非ビジネスで日本の繊維業界を駄目にしないでほしい。

林与は、日本のオーガニックの事情や関わっておられる方とも、もちろん、主旨は尊重をしているけど、日本の繊維業界の転々繊維業界の覚悟のほうがもっと高いレベルというのが消費者の期待からしたら普通だと思う。

日本の最大の組織が落ちるに落ちすぎて日本で誰も警告をするものもいないから、でも世界レベルの繊維業界の金儲けも天然繊維でもオーガニックでも消費者の期待に応えられるかというと謳いは凄いけども普通のものにオーガニックのラベルだけが貼られて世界でもすごいみたいな、もう15年以上、辞めておいた方が、いい加減な気持ちならラベルビジネスなら日本の繊維業界のためによいと思う。語学は堪能かもしれないが、ラベルビジネスのMさんほんと駄目だよ、そういうのが日本の繊維業界の価値観を潰していってしまう。

いやほんと、地道に働いている人の気持ち全く分かってなくて仕切りたいだけ。会議で忙しいとか、会議で忙しいなら繊維の地道な世界なんて全く無理で自分が背負うとか考えてない、一番の素人的な階級主義でエシカルエコがその程度の人間に背負えるのかという問題、Mさんとしたのもあなたの事業の価値そのものを訴えている人間に対して、会議で忙しいのにとか、現場の人ならそういうのにも普通に対応するのが弱者の立場で怖すぎるし、エシカルエコはまったく理解もされずに無理と思った。

地道を評価する人たちが、エシカルとかエコとかオーガニックとか評価しないといけないのに、林与を知らない人ばかりで、聞く耳ももたない、10数年日本のオーガニックの凄いを謳われてきた人たち、日本の天然繊維の厳しい価値感すらもなく、合成繊維混ぜてエシカルとかエコとか、関わると金ばかり取られて金儲けレベルで関わらないほうが良い、それがその人たちの生きる道カモしれないが、そういうのは日本の繊維業界で働くものとして本当に残念過ぎる、本質をどんどん薄めて単なる偽装的な消費者を騙すようなラベルビジネスになるだけだよ。業界のプロの人ならこういう話も普通に通じるけども、ラベルビジネスでお金儲け対素人ばかりが集まってお金儲けのことばかり考えて、素人騙しでは日本の繊維業界の末路。

ひとつ、本当のことをいうと国際的な統一認証なんて存在しないのが普通で、各国の基準で遺伝子組み換えの先進国アメリカ中国インドがオーガニック先進国でもあったりして、そういうのは、ほんとうに繊維業界の普通の内情を分かっていないと消費者を騙すだけが多い日本の繊維業界に昔からあったあかん話になる。日本だとオーガニックと認められにくいどころかのものが、認められて日本に入ってきているだけのこと。

日本のあさりの8割以上が熊本県産の輸入あさりだったのと同じ道を日本の繊維業界が辿っては駄目だろうと思う。いくら日本の繊維業界が厳しくてもそこまで落ちてしまっては駄目じゃないのかと思える。見守って来てオーガニック認証自体が本当か嘘かも危う過ぎる。オーガニックのすべてが嘘とは思わないがどんどんと怪しくなっていながら怪しく成るほど拡大、国債認定機関の認定委員だったオーガニックの協会の理事長が、それは企業が勝手にやっただけで自分とはまったく関係がないとか普通にいうんやから、消費者からしたら怖すぎる話で、社会的には大問題ちゃうのと思うが、そういうのが10年以上の発足から普通の感覚。セミナーとか講演とかライセンシングで大きな費用負担をとりながら、あまりにも自分の組織が認証したものに対する消費者に対しての責任感が組織のトップからしてないのではないか。若い人に働くことのまともな感覚というよりも日本のオーガニックのトップをやってきた方でも、ラベルではすごいことを謳われながらも実際は本当か嘘かも分からないという状態、そういうのが一番駄目な仕事の状態やと思う。
2025年06月10日
若いころから繊維の専門家のような方ともお会いしてきたけども、実際にやっていると、そのやっていることに関しては専門家以上に知識だけでなくアプライできるということでプロの世界というのは一つの分野というか一つのものづくりに関してはすぐに専門家を越えてしまう。一般的なノウハウだけじゃなくて独自のノウハウまで生み出すので、そういうのはあまり外には知られていないことも多い。

専門家の人というのは、二つの技術があったとしたときに、その両方の価値の違いというのはあまり理解されていないことも多く、例えば、絡み綜絖とギシャの価値の違い。細番手の糸を密度込めて織ったものと太い糸を荒く織ったものの価値の違い。

京都のお公家さんの最高級の麻布というすごい細い糸というのが麻の60番手くらいの糸の話だったりもして、すごく驚いたことがある。しかもプリントだったので。専門家の人の価値観というのは、ものづくりしている人の価値観とは全く違って、そういう家から見つければその布は凄いみたいな感覚なのかなあと思ったりする。

世界観がせますぎるのも専門家の特徴で、業界で仕事していれば一般的な知識というのは普通に養われて行くのだけども、知識や特殊なことだけを求めていると、なぜそういうのが現実味がないかとか、それをやれば食べていけるみたいな妄想に陥ってしまうこともある。知識なんて言うのは普通でそれをどうやって環境を整えて設備、人、材料、人間関係、市場、作ったものをぐるっと回してやっと仕事になるという感覚は、専門家の人にはなかったりすることも多い。

全員が全員じゃないけども、サラリーマン専門家みたいな人も多く、食べさせてくれるスポンサーを探していたりとか、その人一人が食べていくために知識からして歪んでしまうこともあったりして、林与にしても、自分が作った麻布には特別の思いがあったりするというよりも作ったときの思い出があるから特別なのだけども。他の人が作った布にも作り手の感性みたいなものも、自分の力と比較して考えることができるから、すごいものはすごいと感じることができるし、普通のものは普通だと思えたりもする。

ある会合で、研究者の方が5億の設備で最新の染色法法があって今の繊維業界はそういうのも理解もなく何十年も成長していないみたいなことを言われた方があるけども、それって、設備コストだけでなく、使用する染料やその廃棄処理、堅牢度などの検査、染色コストとか、天然繊維の世界の人がなるべく天然繊維的なことを守ろうとしているのに化学で天然繊維の新しいものをみたいなのがその方の研究で、それも一つの方向性だとは思うが、その方向性で全部を産業として回せるのかという問題もあるし、技術と現実とは相反することも多く、昔からの技術というのは安定していて、一方で新しい技術というのは不安定で竹の子のように消えゆくことが多い。

産業として人々を支えていくためには、新しい技術の競争だと、業界でも1社2社しか残れないみたいな競争をやってるだけのことで、それよりは、多くの人々を養えるような既存の現在回っている技術水準の中で高品位なものを目指すとかが現実的ではなかろうか、人の力の差みたいなものが同じ作業をしてもでてくるし、頑張った人がよいものをつくって評価されれば、林与じゃなくても繊維産業としたらよいと思う。そういうのが手間が掛かって量産は難しいから逆に価値を生むのも自然なことだし地球にも優しいとは思える。