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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2014年6月
リネン日記:29
2014年06月09日
毎日、滋賀県まで帰っていますが、帰ると疲れていて仕事ができないので、少し眠って早く起きて、整経を巻き取ったり、ビームを運んだり、糸の指図を作ったり、織機の調整をしたり、在庫の確認をしたり、また、テキスタイルマルシェで配布する冊子をつくったりです。

月曜日の百貨店というのは案外お客様が多いものですね。日曜日以上かと思えるほどで活気づいていました。私自身知らなかったのですが、百貨店というのは布の世界を大事にされているなあと思えるほどにいろいろなイベントを組まれているのですね。今回のテキスタイルマルシェもリピートされ見に来られる方が多いです。手芸の先生の作品展なども興味深いものです。

私も今日は9Fの梅田ギャラリーのモンスーンアジアの布展を見てまいりました。やはり手作業の味のある世界の布には価値を感じます。アジアのデザインというのも楽しい気がします。日本の着物のデザインというのは古典的なものが多く高級感があるのですが、林与の近江上布柄を見るとアジアに負けないくらいのインパクト、和柄ながらもあります。

林与も、布マニアにとっては見ごたえのある林与の近江上布アーカイブ数千点を展示するような展示会をいつかしたいですね。近江上布プリント柄のストールが100種類くらいできあがる5年後くらいですと単なる展示だけでなく販売も伴うので企画として動いていただける気もします。布マニアのみなさんに、力強い布の世界が日本にあったことを見ていただきたいですね。

今回のテキスタイルマルシェで、ストールにのせた20点ほどをご覧いただくだけでも、懐かしく観ていただけるお客様も多いのです。ミラノウニカにも近江上布のハギレをデザインとして持ち込みます。林与の近江上布プリント柄リネンストールですが、7月1日から、阪急うめだ本店1Fギフトコーナー「FUBAKO」にて期間限定でお取り扱いいただけるようになりました。実物を確認されたい方は、7月からですが、ぜひ、阪急うめだ本店1Fの「FUBAKO」に脚をお運び下さいませ。
2014年06月08日
今日は5日目、日曜日。日曜日も道はスムーズに会場入り、ありがたやです。日曜日というのはやはりたくさんのお客様で、今日はキッチンクロスが大人気、ハギレを活用したサイズがまちまちのキッチンクロスが今回のテキスタイルマルシェでは何百枚もお買い上げいただけました。

リネンをしっかりと織った林与ちっくなキッチンクロスというのは珍しいので、触ってもらったときに面白いなあと思ってもらえることが多いようです。途中で、人気カラーなどなくなってしまいましたので、ネットで販売をしておりますのでご覧くださいね。

キッチンクロスは、70歳を超える母親が前回のテキスタイルマルシェから毎日少しづつ縫って、何百枚の数出来上がりました。ハギレを残しておいて、捨てる生地がでるともったいないのでサイズ揃えることなく作り上げました。ゆえにご奉仕品とさせていただいております。
2014年06月07日
今日は、テキスタイルマルシェ4日目。今日は土曜日ということで交通渋滞にも巻き込まれずに能登川駅までスムーズに行くことが出来て、電車も予定通りに乗ることができ、ものごとがスムーズに行くことのありがたみを感じます。

幸運で続く以外に継続して物事がスムーズに行く裏には、努力や協力が必要でそれをなくしては、物事自体が成り立たないものだと思う。また、1回1回のものごとの判断というのも、人生という長いスパンでは積み重なり大きな差となって表れてくるものだと思う。
織物業というものも、日々の判断の結果続いているだけのことだろうと思えるのです。

判断の積み重ねで、作るものや扱うものに特色が出てくるのだろうと思う。先日も今日も、生地を扱われたいという方の相談を受けて、かつて何十億円やっておられた知識も経験も実績もある生地問屋さんですらもどこもが難しいものですよ、という現実をお話しして、つくられるお店がうまく行くよう願うのです。
2014年06月06日
今朝は、早めにお店に入りました。開店前に地震避難訓練があり、10Fから12Fに移動、12Fのレストラン街の通路を利用して地震時の対応を学びました。地上で震度5でも、12Fでは、揺れは何倍にもなるということで、いくら百貨店が耐震構造といえども、ブリッジが落ちるなど阪神淡路大震災での体験談なども織り交ぜながら説明があり、想定ごとではないのを感じました。

10時に開店し、前回のテキスタイルマルシェでストール生地を買ってくださったお客様がほかの色はないのかということで朝一番にお越し下さいました。テキスタイルマルシェのようなシチュエーションでは、どこで織っているとかを大事に思ってくださる方が多く、昔ながらの麻の産地で織り続けていることに価値を感じて下さる方が多いのです。

プロやセミプロのみなさんも、麻ブームで、麻でこんなものが作りたいので、こんな生地を探しているけどなかなかないのよという相談をいただいたり、近そうなものを頭の中で検索するのですが、常に在庫があって小出しできるものというご要望が多いのを感じます。また、皆さんが具体的にどんな生地が使いたいのかという具体像を頭なのかに持っておられてそれを追い求められているというのを感じるのです。どこかで出会われた生地だったりしてそれがもう手に入らないということが本当に多いのだと思います。

私も製造業という立場にいて、材料が技術が手に入らなくなることを経験していますが、それをほかの人に頼んでもやってもらえることはまずないもので、一度消えてしまったものというのは戻らないことのほうが多いものです。
2014年06月05日
今日は朝から雨、今日は林与へのお客様は昨日よりも落ち着いた感じで、空いた時間には、ほかの出展者の皆様とも情報交換をいたしました。出展されている会社というのは自分自身で開発力を持っておられるところばかりなので、考え方が似ています。自分が面白いとか良いと思うものを作っておられるので、それが結局、大事なことなのだと思えます。

今日はお客さんが昨日よりも少なめかとも思いながらも、結構たくさんの皆様にお越しいただいたようで普通に思え始めていますが、やはり百貨店というのは集客力があるのを実感いたします。近江上布プリント柄ストールの柔らかさには驚いてもらえることが多く、触ってもらって気に入ってもらえるだけでも作ってよかったなあと嬉しいものです。

電車に乗って能登川まで帰ると疲れてて駐車場の車の中で仮眠、起きたら朝4時。会社に戻って印刷物をプリントアウトしたり、今日の生地を準備したり、アパレルさんに製品修正が完了した分を返送の準備、染工場の色だしビーカー用のカラーの準備、次の仕事の糸を割る計算、織っている一台の織機を調整していると時間がなくなり、朝7時半出発。
2014年06月04日
今日は阪急うめだ本店でのテキスタイルマルシェ初日、まだ、値札など準備ができていないこともあって、早めにイベント広場に到着し準備の続きをする。今日はお客さん来てもらえるのだろうかと心配していたけれども、朝10時に始まってから夕方4時くらいまでお客様が切れることなく来ていただいた感じで、一人では対応しきれず、テキスタイルマルシェのスタッフの皆さんにも手伝ってもらって、ありがたい一日でした。

麻のものを探しているけど変わったものがないのよね、といわれる方が今回も多くいてくださり、一生懸命に準備して持ち込み、今日も朝早くから準備した反物を多くの皆様にご覧いただけたのは幸運で本当にありがたいことです。

売り場の立っている場所の真上に照明があって、私自身汗ばむほど、百貨店はエコモードということもあって、皆さん麻素材に手が伸びるという効果もあったのではないでしょうか。午後3時過ぎのお昼、社員食堂で昼食ゆっくりと一杯食べて水分もたっぷり補給しながら朝からの緊張を解きほぐしました。

皆さん言っておられましたが今回の初日はいつもよりもお客さんが多い初日だったと。林与だけでなく、どこのお店も盛況だったようです。じっくりといろいろなもの見て良いのがあったら買ってもらえればと思っておりますので、気軽に実に来て下さいね。

2014年06月03日
今日は午後からテキスタイルマルシェの出発準備。今の時代、自分自身で売る事のメリットというものを感じるのです。たぶんマーケティングの方なら自分自身で売るよりもすでに販路を持っている人に任せたほうがよいと思われるのが普通のことですが、ありとあらゆるものが溢れている今の時代ですので、そういうのに慣れてしまうと逆に何がよいものかわからないという状態に陥ると思うのです。

モノづくりしているものがモノの価値を決められないようになったら危ないのです。モノづくりしているものが、自分の作っているものが価値のあるものかないものか判らない、材料の良し悪しも判断できない、自分の仕事の良し悪しも判断できないようになったら、問題だろうと思うのです。自分の判断と外の判断が食い違うのは当たり前ですが自分の判断というのはその道のプロなら逆に普遍的でないとならないと思ったりもするのです。外の判断というのはうつろで1年もすれば変わり行くもの。

ストール用ガーゼをリクエスト下さったお客様、すみません。テキスタイルマルシェの6月6日目以降のお越し下さい。荷物が多すぎてストールガーゼ持込が最初の数日は難しそうです。本麻レモンイエローをリクエストくださっているお客様、こちらは持ち込み官僚です。今回は、200反以上の小巻の反物のほか、林与ジャパンプロジェクトの近江上布柄のストールも見て触っていただけます。みなさんお越し下さいね。
2014年06月02日
今日は午後から公認会計士の先生が友人の方と会社にお越し下さいました。日ごろモノづくりに追われる毎日で、異業種の方とお話をすると、もっと広くできることを考えてみようという気持ちになれるものです。
2014年06月01日
今日は、暑い一日でした。夏そのものの日差し。倉庫に行って、反物を検反する合間に、西に傾く太陽をじっくりと眺めたのですが、午後4時でも強い日差しでまぶたを閉じていても目が焼けるような、また、体も干しあがるような勢いで、目の前の草のほうが強いなあと思えたり。

麻にしても植物から取れる繊維ですが、草である時間よりも糸となり織物となり洋服となり存在する時間のほうが長いのです。道を走っているとアカソがいたるところに生えていて、アカソが近江湖等地域の特色のある原料であったといわれているのに、今は使われなくなってしまったというのは残念なことです。糸で存在しても織ろうとすると気合が必要なので草から行くというのは果てしない道程で、昔の人の生地に対する思いが半端ではないのも、そういう苦労を乗り越えていたからだろうと思えます。

近江湖等地域でも大国荘というのは、古代に豊かな地域だったとされています。愛知秦商人が愛知川を治水し、水田を張り巡らせたのでしょう。かすかに、昭和40年代の後半に眺めた田んぼの雰囲気というのは、そこでここの人たちが最初に田を開いたときから続いている風景だったのでしょう。

近江の地域というのは、神仏信仰が厚い地域なのに、すき焼きの伝統文化がある。これも、なんとなく理由が推測できるのです。