2025年11月25日
集落の文化祭のイベントで、年配の方々で、林与の親戚筋の方々が多く出品くださっていたりで、趣味のものづくりの世界でも、今の普通の工業製品を超えているようなものを、自分の手で生み出されていて、ものをつくる作業を面倒だとも思わずに、創作意欲をもって動かれているのは、尊敬する存在で、自発的に自由な時間を自分で学んで追い求めて、そういう感覚というのが大事なのだという思いを持っておられる方が年配の方に多いのを感じる。
願寺の大奥さんも、別のお寺のご住職とも、つい集落の昔の話をいろいろと長話させていただきながら、林与が織物という地道なことを今もやっていて、手織り機と昭和のころの近江上布の見本切を100枚ほど、昔の集落の記録として出品させていただいたのだけど、昔は東円堂の農家ができる大事な手仕事だった織物というのを評価下さって応援のお言葉を頂いたり、今年だけのことだけども、手織り機なども置いてみて良かったなあと。子供さんも数人経験くださって、興味も持ってもらえた。
林与も歴史というよりも昔の人々の生き方が谷内間に関しては、昔の人がどういう考えで、どんな生活をしてきたのかという部分には興味がある。たとえば、海外にいっても海外の有名な観光地やホテルよりも、庶民的な人々のライフスタイルを経験したいと思うし、海外にいったときにも友人の家に素泊まりで構わないからと泊めてもらって、庶民的なお店での食事を楽しむとかが一番の楽しみの一つ。
田舎の集落らしい人の温かい心を育むみたいな気持ちで作品を出品くださってる方々が多いように感じた。そういう創作活動をすごく年配の方々というのは大事な感覚に思ってられるのも感じ、林与も昔ながらの産業である織物やってはいるので、すごく大事に見てくださっているのも温かい言葉を掛けてくださる方が多く、織物というんは一般的には衰退産業だったりするけども、一般の人々の関心を引き付けるには十分すぎるほどに特別な世界にみてもらっているのを感じた。
今年は役もあたって文化祭の主催側だったので、来場者の多くの方とお話もさせていただけるきっかけになったのが手織り機の出品で、たぶん、それなしに役として立っていても簡単なあいさつ程度で、いろんな昔の話や会話の機会も生まれにくく、手織り機のおかげで、皆さんとのお話なども弾んでうれしかった。ほんと、親戚筋の方であっても、普段はおはなしする機会もなかなかないので、ずっと来場者の誰かと話つづけていたみたいな文化祭当日だった。一緒に運営委員として動いてくださったみなさんも指示がなくても積極的にできそうなことをめいめいが考えて動いてくださって、自分ができることを探しながら文化祭を盛り上げようと動いてくださって、感謝の気持ちで、来年も自分が引き継いで役を受けてくださる方も見つかって、無理やりじゃなく続けていけそうな形で続いていってくださるのが人の気持ちも大事にしながら長続きするのかなあとも思う。林与も、運営で困ったことがあると感じた時には積極的に状況を共有するようにして、みなさんの考えもいただきながら、行事が良い形で良い思い出になるように、続いていくようには思う。
今日も、仕事なのに仕事も遅れて行くから大丈夫と行事の片付けに出てくださっていた7歳くらい上の方が、若い世代の人が次の役を受けるのが難しかったら言ってくれたら自分が受けるからと言ってくれたら受けるからと言ってくださって、いろんな事情で若い世代の方々が役を受けにくいのも理解くださるだけでなく、自分が受けてやるからと動いてくださろうとするのは、次の世代にとっては本当にありがたいことに思える。