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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2022年05月19日
ストールの企画で元気にされている道明さんという会社がある、林与の遠い親戚筋でもあって久しぶりにお電話すると先代が88歳でお亡くなりになられていたというお話。道明さんの先代も近江出身の繊維の人なので、一宮のゴールドの野邑さんとか、林与の先代とか、八幡商業高校出身の繊維繋がり。道明さんの先代も、戦後韓国から戻られ、親戚の家に学生のころにいそうろうされながら、大阪で丁稚奉公を経て東京に出張の時にストールと出会って、ストールでやっていくと覚悟を決めて独立されて一代をまっとうされて次につながれた。

私がすごいなあとおもうのは無一文から成し遂げられてしかも周りにも人並みならぬ甲斐性をもっておられたところ。なんだろうあのすごさはと思うほどに人生観すらもが超えたような方であった。困っている人を助けようという思いが強すぎて甲斐性の考え方が苦労を当たり前に超えてこられた方の感覚。地道に働いてやっていこうとされる人に対しては大きな甲斐性を持っておられた。丁稚奉公とかそういうのを経験されているだけに、そういうゼロから成り立たせていくような考え方を理想とされているのだろうと思う。

久しぶりに電話でお話して先代がお亡くなりになられたことはびっくりしたことだけどもお仕事のほうはコロナ禍でも順調に行われていて安心した。このコロナで何十年もお付き合いのあった問屋さんなどが廃業されたりも多く、コロナ禍においても出来ることをマキシマイズしながら、自分自身がどんな状況でも立っていけるようなことを常に模索してやっておられるみたいなところだろう。

戦後の話を聞くと今の時代にはそういう経験は想定外なのだけども、ものごとをやっていくときにはゼロからというあたりは、昔も今も同じで、すでにベテランの競争相手がいるような繊維業界においては、深く長けたものがなければ残っていけないというのが現実で、働きたいどんどん仕事したい人の多い海外との競争なのである。

そういう海外勢の勢いにも負けずに日々、新しいものを生み出して行くような力があってその蓄積が大事で、日々新しいものを生み出す意欲すらもがなくなれば普通にあるものを守るだけの世界でどんどんと苦しくなっていってしまう。シャトル織機のシャトルをつくる技術なんかも秀でたものなんだから応用をすればいろんなことが出来るのにと思うけどもそういう応用はご法度何だろうと思えたりもする。

自動車業界で世界を飛び回って成功して引退された方が、米原の展示でものづくりに興味があるとじっとミシンでの縫製をみておられたり、これだけの力があって昔ながらの繊維の世界におられるというのに不思議な感覚だとおっしゃってくださるも、私自身、田舎にいながらもモノ作りする時には技術だけじゃなく、人の器用さみたいなものが一番大事な要素だとおもっていたりして、技術とかじゃなく、他の人がやったら失敗するようなことをやって成り立たせるみたいなあたりが大事で、そういうことが出来ないと大手と同じで零細な企業にしても大手以上に残りえない気もする。

職人というのはものさしを使って計算して確認するのも苦手なのが普通で1cm感覚。私の場合はコンマミリまで気にするタイプだから、普通の職人の100倍くらいのこだわりがあったりもする。麻という世界では揺らぎは普通にあるのだけども、その揺らぎを抑えるためにはコンマミリの世界が大事だったりもして、それでいてセンチに収まることもあるし、センチに収まることもない世界で、昔ながら職人感覚でセンチの範囲で仕事をせめてミリ単位にやれば人の揺らぎも少なくなりよいのにと思う。多分、繊維以外の産業だとせめて1mmの世界を無理は分かっていても追い求めているから日本でやっても海外との差別化もできて残っていけるのだろう。
2022年05月18日
上海という場所は国際商業都市であり国際観光都市であったが、上海の観光都市や商業都市としての魅力を捨ててまでロックダウンを1か月近く行ったのは、国家としても相当の覚悟が必要でありそこまでの徹底したことを行うから中国というのはすごいなあと思えるところがある。なまはんかなことではコロナは抑え込めないという現実はあって、自制を求めるだけではコロナの蔓延を止めることはできないだろう。

中国というのは世界的に見てコロナからの復活が早かったとされて内需の回復も早かったと聞いていただけに、そういうのをすべて捨てての今回のロックダウンで、まったく逆の事態に陥ってしまった。上海のロックダウンの影響というのは世界にも及んで、上海港といえば中国で最大といってもよいほどの輸出輸入港、港の機能も働かなくなる。日本にも影響は及んできて中国製の部品などが手に入らないとか。

あんまり上海のロックダウンのことが日本には情報が入ってこないので、現地では食べるものを入手するのも難しい大変な状況だったりとか、2か月に渡る家からほとんど外にでることが許されないロックダウンで現地の人々は疲れ切っている。徹底をしておかないと蔓延してしまえば、大規模なコロナ隔離など
中国の過去の経験からすると、経済を捨てても徹底してコロナを封じることに意味はあるのだと思う。

コロナ前に上海の一等地でお店をやっておられた方も、移転されたりして仕事を続けておられるが、結果的には正解だった形である。言っておられたことに売り上げの20何日分かが、お店の家賃に消えていくといわれていた。ものごとが成り立ちにくいと判断したときには、商売スタイルを変えて続けていくということも方法の一つだろう。
2022年05月18日
なかなか時代が変わるとひと世代前のやっていたことがもう日本では難しくなってしまっていることが多く、逆になんの設備も必要ないに近いようなことで簡単に次の世代が大きく商売をしているということもあったりして、それでよいのかと思うところもあるけども、繊維の大手SPA企業にしてもそのスタイルがほとんど。繊維業界でもどちらかというと身軽いところのほうが時代の流れに乗って産業の壁を越えた進化をしているということはあるだろう。

例えば日本の繊維業界を言うときに、織物なのかというと東レのような企業の航空機に使われるような炭素繊維とかが産業用の繊維の世界だったりするし、トヨタにしてももともとはトヨタ自動織機から始まっているから、織機を作るのが自動車に替わっただけということ。私が思うに、自動車よりも織機のほうが構造が複雑で、自動車は走ればよいのだけども、織機というのは織物を作らないといけないのでより高度に思う。シャトル織機に関しては大きな負荷がかかりながら、耐久性にしても毎日10数時間何十年も動くとか車の比ではない。

日本のシャトル織機やレピア織機なんかも品質が良すぎて何十年も使えるので、それが逆に織機メーカーの行き詰まりにつながった面すらもある。安かろう悪かろう程度が買い替え需要も生み出して経済が循環しやすい構造だったりする。日本の自動車業界も車検制度が無ければ、日本の大手自動車メーカーにしてももう日本では成り立っていなかっただろう。モノに関しては自由競争では海外に技術移転が行われてしまうと価格差に置いて太刀打ちは出来ないのである。

自動車メーカーにしても家電メーカーにしてももう素材からして海外に移行しているので、日本独自のクオリティを生み出すことが難しくなってきている。繊維業界も同じことで、戦後の一大産業は繊維産業で、日本のシルクなんかも高品質で世界中に輸出されていたのに国産シルクの素材の世界は価格面で成り立たず、雲の上の存在である。やっておられる方がないではないけども本当にごくごく小さなピンの世界。

さて本業という概念、私は大事だと思うので本業に徹しているところがあって、子供の時からの友人も会社経営をされていて、サイドビジネス的なことは嫌いだといっておられてそのあたりまったく同感。なぜ、若者たちが身軽く生きて行けるのに、背負っている人たちはなかなか商売を成り立たせてゆくことが難しいのかという問題。繊維業界でも、織物を織っているような工場というのは人も設備も抱えて本当に経営の難しさに直面していたりする。

やるならやるで本気でやればなんとかなるんだけども、とことんやればやるほど外の世界との温度差みたいなものが広がってゆくばかりで、商売が成り立ちにくい面もあって、若い人たちがやって身を成り立たせているくらいのことはまあできるよという器量がないと駄目なのかなあと思うところもあって、儲け話に舞い上がるのではなくて、地道にそういう世界も経験しておくのもよいだろうとおもうところで、儲け話でやっている人たちが消えたタイミングが、地道にそういう物事もやっていくのには良いタイミングではないのかと思ったりもする。
2022年05月17日
今日は金融機関の方が午後から来られるので、お昼前に軽トラに積み直してあった手織り機を会社の寮に運び込む。手織り機の左右のパーツだけがばらすことができない大きなパーツで、それだけがなかなか一人では運び入れにくかったが、時間もなく足早に運び込む。あと、去年の10月に北海道に取りに行った手機も最終的には寮に設置することに決めた。

ハイエースに積んであるグリモクラは丹波篠山に持っていく予定なのだけどもビームが外れないタイプなので整経をどうするかの案件。あと、ファブリカ村に設置を考えている2台のさおり式の手織り機や、大阪の方に貸し出す小型の手織り機、津軽の方に使ってもらおうと用意している卓上織機、イベント実演用の東京手織織機のスーパーミニとか、私一人ではどうにもならないほどなのだけども、京都の方も手織り織を用意してほしい話など、本業とは別の部分で手織りに興味のある方が周りには多く、繊維業界というのはそうでなくっちゃと思うところもあったりする。仕事だから織るとかじゃなくって興味あるからとかやりたいから織るみたいな本能的なものがある人というのは仕事全般にも向いている。私自身が手織り機を持ってそれを出来き周囲にも織物文化を広げてもらえそうな立場の方々にそれをお貸ししたりするようなことをするのも私も向いているということじゃないのだろうか。

この2年くらいで10台以上の手織り織機を集めた、イベントくらいでしか時間がなく織ってはいないのだけども、手織り機というのは楽しいものだと思う。私の場合はいろんなものを織りたいので、たくさん織機があっていろんな縦を建てて織れたほうが良いと思うので、手織り機の数もたくさんのほうが良い。今回手に入れた手織り機は120cmタイプということだけども多分もっと広くても大丈夫そうなので、ソウコウ枠なんかもシャトル織機のを流用して、広幅絣織物のプロジェクトに使えるだろうと考えている。

私が小学校の時に、小学校の放送室に林与の手織り織機が置かれて、女の子たちが手織りクラブをやっていたんだけども、ちょっとあれば高度すぎるんじゃないのかと子供ながらに思っていた。洋織機ならそれほどいかつくないので、子供でも扱いやすいし、もっと気軽にいろんな織物を織れるようなのが楽しいんじゃないのかと思ったりする。昔の高機も倉庫には30台分くらいはばらして眠っているだろうと思う。

もこモジオリーナというトミーの1500円で手に入るおもちゃの織機もあなどるなかれ、カードを使えば、ジャガードのようなアルファベット文字が織れるのである。あれは手織り織機よりも難度が高く、本職の人たちでも躊躇するくらいの高度なおもちゃ。だが不思議なのは子供たちだと理解できる子も多いということ。
2022年05月16日
群馬県にグリモクラの手織り織機を取りに行って、織機を運び出した後に1時間ほどリビングでお茶休憩をさせていただいて、個人の方の力というのは、普通のサラリーマン的な仕事のレベルじゃなく、私と似たように道具から集めて自分で最後まで作ってお客さんに販売してやっと回る世界で、やっていることは私と同じというより、地道さでは手織りで回しておられるのだからもっと覚悟がいるんだろうなあと。

繊維のものづくりの世界では、個の力というのも大事で覚悟した人がやっていないと、覚悟に関しては上には上が常にいるもので私自身も覚悟の面ではそれなりに一番くらいの覚悟のつもりだったりもして、現場経験が何十年の人でもほとんどの人がいつまでもできないし、なかなか1回でもやれないことでも、当たり前に説明しながら当たり前にできるのを見せてしまうとかあったりしてそれが普通だから次のステップへ行けるんだろうなあと思ったりもする。

自分自身が人柱的なことも平気だから、人柱タイプになるのを避けていたら、人に頼っての便乗タイプとか集りタイプになって私的には気持ち悪いから嫌なタイプ。利益に集るタイプの人が多いけども、まさに繊維の世界そのもので、種を蒔いて自分で育てて収穫するみたいなものを織物業界の人々も持たないといけないのではないかと思う。新しいことは問題ばかりが多いけどもそれを乗り越えてあたりまえに普通の仕事としてこなし行かないと次の新しい仕事にもつながらない。

仕事しているときにはやはり個人の力とか考え方の違いみたいなものが大事で、普通じゃない考え方をもっていないと特別な世界というのは成り立ちにくいもの。仏壇関係の方とお話をしたときに、自然とお仏壇の世界におられるのがナチュラルすぎて、仕事と人生観との整合って大事で仕事は仕事みたいな人よりは、仕事も人生観も整合している人のほうが他の人からの憧れも得やすいのは当たり前で、やっぱりそういう人というのは人生と仕事との割り切りみたいなものすらもないのが業界を献身的に支えられているあたりなんだろうと思える。

2022年05月15日
今日は織機の件でレンタカーを借りて群馬県。朝に予定よりも早く到着しそうだったので、諏訪湖みて「君の名は」を思い出した。2時間くらいなら余裕あるかと美ヶ原を見ておこうと思って、美ヶ原の天空の牧場の20分ほど散策。旅をしてまだ訪れてたこともない場所みてみるのもよいものだなあと思った。

レンタカーは、2トンアルミが空いてなく、パワーゲート付のロングを借りることになり思ったよりもでっかくて、後ろが1mほどロングなので左側の巻込には要注意というのを出発前にレンタカーのお店の方が注意くださって乗ってみるとほんと要注意だなあと思った。注意を受けていなかったら注意せずにガリっとガードレールなんかを引っかけてしまってたかもしれない。

夜中に無事に滋賀に戻って、愛用の軽自動車に乗ると、やっぱ軽自動車が燃費も悪くないし動きも軽いから良い。この手機は会社のシャトル織機の筬も使えるし、ソウコウやソウコウ枠もたぶん使えると思っている。織幅も120cmくらいの筬が入っても余裕があるので120cm以上は行けそうで、広幅絣織のプロジェクトに使えそう。この織機の問題は、整経の巻き取り棒が取れないこと。なんだけど、うまく改造していろんな整経が使えるようにしてみようと思う。

24時間で往復+アルファで1000km以上の旅だった、とりあえず、新しい週に備えてゆっくりと今日は眠る。
2022年05月14日
今日は誕生日、誕生日は普段は忘れてしまっているのだけども、免許の更新が今年なので今年は覚えている。有効期限が誕生日の1か月後までなのでそれまでに更新する必要がある。最近は、気候がすばらしくて仕事が気持ちよくできるのだけども、相変わらず耳までリネンと格闘していたりもする。1つの仕事で耳が切れやすいと他の織機も止まってしまうので、耳までリネンはデンジャラス。

この前にデスクトップタイプのコンピュータを買ったので、あれはある意味自分自身への誕生プレゼントみたいなもので、それを活用して新しいことをしようとも考えている。でも、すごいなあと思う。7年前だったら手も出なかった信頼のおけるXEON2CPUワークステーション、合計72コア、128GBECCメモリ、1TB高速ZーDRIVEフルスペックの冬至だと200万とか300万とかしたコンピュータが20万円とか、安定性の面ではPCとは比較にならないとは思う。

サーバー向けのXEONのテクノロジーも、PCに行かされてPCもマルチCPUマルチコアマルチスレッド化で、処理能力を上げている。CPUの中の集積密度が光のスピードの限界に近づき始めていて、これ以上は集積化が難しく、クロック数を上げられないので、マルチCPUマルチコアマルチスレッド化で、72スレッドの並列処理で、72個の別々のプログラムを同時に立ち上げても安定して処理が可能。

XEONの特徴は、安定性で、36コア同時には2.8GHzまでしかスピードが上がらない、どれか一つのシングルスレッドだと3.6GHzまで可能で、ランダムに、どれか一つのスレッドが負荷が掛かったときには3.6GHzで動いている。いろんなタイプのXEONがあって、コア数の少ないものはクロック数が高く、コア数の多いものは基本のクロック数が低めである。PCというのはコア数を少なくしてクロックを上げるというような手法で、ローエンドなXEONはPCに近く、ハイエンドなXEONはコア数が多く動作速度は低めの設定。

ハイエンドのほうがシングルコア性能は低かったりして、ローエンドPCレベル、でも、ローエンドPCの何十台分の力を1台で同時にこなせるからそこが良いというかすごいころ。これって、なんか仕事にも共通していて、いろんなことを一人の人が安定したレベルでマルチタスクで出来る人が結局仕事の能力が高いというのと似ているような気がするのである。
2022年05月14日
耳が綺麗に織れない問題があったりして苦戦しているといつの間にやら数日が経ってしまう。
2022年05月09日
今日は午前中から京都亀岡から綿生テキスタイルの馬渕さんとお友達のお米屋さんが初めて弊社に来ていただいた。案外、林与は秘境的な場所というか立場なので、なじみの人でも林与の現場を知っておられる方というのは本当に少ない。私自身が逆に興味があるのがいろんなことをやっておられる棉生テキスタイルさんの現場だったりして、私はまだ一度も伺ったことがないとかで、同じ立場。

ゴールデンウィーク中も昼も夜もなく仕事をしてたので、髭くらいは剃っておかないとと思いながら、シャワー浴びてたら到着されたみたい。馬渕社長が八日市で年少のころを過ごされたということで、滋賀県の湖東地域にもゆかりをもってくださっている。林与とはひと世代くらい違うのだけども、なんとなく考え方が似ていて、やっておられることも多少業界的には分野が異なるのだけども重なる部分も多く、繊維業界でできることの可能性の考え方も似ていたりする。

今、手織り話をしたところ、私自身が手織りの織機を洋織機だけでも10台ほど持っていながら一台も稼働できていないのに、そこに乗ってくださるのだけども、細かいリクエスト的なことがいろいろで条件を満たせるようなタイミングを私自身んも準備しながら待っていて待ってもらう必要があったりするのだが、条件にあうような手織り機をみつけるには1~2か月くらいは掛かるだろうと思う。一番の難点がやっぱり整経で整経を出来る環境を持っている人が本当に少ないのである。

私も仕事も整経もそうだし2か月3か月はいつも詰まっている中で、5月も、群馬に行く予定があったり、盛岡に行く予定があったり、他にももろもろの案件があったりする。群馬はレンタカーの手配が必要な案件で、盛岡はどうやって盛岡に行くのかも思案して、途中休憩も取りながら飛行機で行く1泊2泊の日程と変わらない仕事に負担の掛からない日程で良い行き方がないかと考える。

盛岡まで一人旅で車で行くのも案外悪くないとは思うけど、800とか900kmだから高速道を使うくらいなら飛行機で行ってレンタカーしたほうがよいのか、また新幹線で10万コースにしてしまうのか。まあ、夜行バスとレンタカーで盛岡往復とレンタカーとホテル1泊で、予算3万で林与らしい60時間の旅を組んだ。そのうち40時間くらいはバスとホテルで眠っているとか休める旅、林与的には全然問題もなく悪くない。そういう旅って、隙間的なニーズも満たして一番仕事の上で苦労され仕事を必要とされている方に私の身をゆだねて宜しくお願いしますというような形だろうと思う。選択肢として私的には一番理想的であったりする。

仙台から盛岡に行く途中で時間が許すならレンタカーで東日本大震災で津波被害に遭われた石巻市に訪れてみたいと思う気持ちがある。



2022年05月07日
今までは数億人だったのが、今では数十億人が携帯電話やパソコンを使うようになって、半導体不足と言いながらも新製品の値段は手ごろすぎる値段。最近、デスクトップパソコンを買って、仕事の合間にソフトウェアをインストールしたりした。キーボードがついていなかったので、昔買ったワイヤレスキーボードとマウスが残っていたので、それを使ってみるのだが、キーボードがあまりにしょぼくて打ちにくい。でも、わざわざ新しいのを手に入れるとかは無駄なので我慢しよう。10年ぶりくらいに箱から出されて使われたキーボートとマウス。新品なのに付属の電池が液漏れしていて使えない状態で月日が過ぎたのを感じる。

別の電池をいれるとワイヤレスキーボードもワイヤレスマウスも問題なく動いた。デルのデスクトップの付属品として購入したものだけども、ロジクール製なので汎用的なんだろうと思う。かな変換のボタンなどもちゃんと機能している。

買ったのがサーバーにも使えるワークステーションということで、7年ほど前のものになるけども、堅牢な感じはするからそれでよいんじゃないだろうか。マイニングとか負荷の掛かる作業をやってみたけども、全コアが100%になることはなく、36各コアのスレッド0は100%でも、スレッド1は数%程度の使用率。常にPCは反応してくれているのでそのあたりが安定性ということだろうか。VISUAL STUDIOをインストールして少し使ってみたが、やっぱり安定性みたなものを感じて悪くないぞ。

個人レベルが使うパソコンとしたら、かなり最強に近いようなものが手に入ったので子供の時からの夢が叶った感はある。モニタも最大4台つなげるようなので、エクセルとかワードの作業ですらもはかどるとは思う。コンピュータ作業をしていて途中でパソコンが動かなくなることってそれが一番最悪な現象で、20年くらい前は、アップルのノートパソコンをつかっていると30分も使うと爆弾マークが出て再起動が必要になって作業がすべて消えてしまうのが普通だった。WINDOWS2000にしてかなり安定したものの。

5年以上前のパソコンであろうが、安定性重視のパソコンというのは素敵である。パソコンによってはワードでも、タイピング速度についてきてくれないことも多かったり、返還速度が遅いとタイピングが足止めを食ったりと、ワードを使うのも嫌になることがある。ロジクールの無料でついて来たワイヤレスキーボードもちゃちいくって打ちにくい。

昔は、パソコン雑誌なんかには、キータッチのレビューなんかもよくのってたけども、今はみんなあまりキーボードを使わなくなってきているので、将来は音声入力が主流になるかもしれない。ワードとかでも、昔のはイルカとか出てきたけど、あれが出てくるだけで邪魔だったしパソコンの動作が重くなって普通のタイピングも打ちづらかった、今のワードではもう出てこなくなった。ああいうアニメーションは必要ないと思う。
2022年05月01日
5月に入って仕事はまだまだ山積み状態に残ってはいるものの穏やかな今年の5月、午前中に京都からお客様で、午後から仕事。ゴールデンウィークで外の世界が止まっている状況の中だと、落ち着いて仕事ができるので、ありがたい。

この1年くらいの目標は、生産キャパも少ないので効率的な生産を考え、原材料の上昇などを吸収できないかなあと考える。供給サイドの効率などを重視して生産を組み立てることで1割とか2割の無駄が省けるようなことも多い。特に、試作などは他の織機での生産を止めてしまい、非効率なものづくりになりがちなので、量産を兼ねての生産とする形。

今日も、少しづついろんな生地をみたいな要望があったけども、そういうのが一番コストが掛かり、後の対応も難しくなってしまうので、弊社規格の生地を活用してもらうような形が理想ではないのかなあと思ったりする。今も定番のソフト仕上げなどの在庫が少なくなってしまっていて、生地が必要なシーズンに入ってはいるものの、作れるものも順番にでしかない。

糸などを手掛けておられる方が日本に紡績が戻ってくる可能性があるだろうという可能性も示唆されるけども、もう、麻の世界の紡績の経験のある方すらも引退間際の世代で、実質的な紡績の主体は中国だったりする。今の日本的な仕事観ではまともな糸をつくることは難しいだろうと思う。産業界の米といわれたメモリや半導体なども、今は日本での生産は自動車向けの数世代前の半導体生産を構築するようなあたり。

先進国で最先端の量産品が生産できるのかというと、私も世界最先端の半導体工場の一つで働いたこともあるけども、装置産業化しマニュアル化した状況においては、誰がつくっても同じものができるというのがポイントで、働く人も普通に高校生くらいに真面目なら、世界一のものづくりができたりするのが今の半導体の量産の世界で、日本国内よりも途上国に持って行った方が働きたい意欲を持っている人も多くて真面目にものづくりが出来たりもする。その世界最先端の半導体工場で働いていてもこの工場は恵まれすぎていて長く続かないだろうなあと感じていたら数年後にはやはり閉鎖されたみたいな。

日本の大企業の家電メーカーの工場などが閉鎖に追い込まれてゆくのも同じような傾向で、アイデアよりもアイデアを現実的にアプライして形にする、そしてそれを現実的に流せるような量産にもっていけるような力みたい部分の大事さは、大変なことだけど日本という国自体がそういうところから逃げてしまって海外生産で、海外がそういう日本人が超えられない壁を越えて世界最先端のスマホや家電、EVなどを量産してくる。

国内は先細る製造業者をさらに締め付けるようなことばかりで、日本の企業ほどサステイナブルな考えをもっているようなことも世界的に珍しいのだけども、なぜか、海外のマニュアル的なサステイナブルに追従で、逆に日本の何代も続いてきているようなものを100円ショップやファストブランド的とか、ファーストフード的な大量生産大量消費的な盲目的にゴミをたくさん生み出す一番駄目な金儲け主義のサステナブル信仰に追従とか笑うしかない。


2022年04月30日
インテルのワークステーション用のCPUにXEONというシリーズがある。これは私が20代のころからのあこがれのハイエンドな世界のもの。2014年に発売されたシリーズで2CPUで合計72コアのデスクトップが中古で発売当時の10分の1以下くらいの手ごろな値段で出ていたので買ってみた。メモリも128GBで使い切れないだろう。ゲームに使う用のマシンのようであるが私はゲームはほとんどしないし、したとしても将棋くらいか。

テスト的に起動してみたけど、なんだかなあと思えるような普通のスピード。デスクトップマシンだとファンの音がうるさいのが普通なのに、すごく静かでそれはそれで良いと思う。パーツからすると、CPUも中古でも2個で6万円くらいはするだろうし、グラフィックボードも中古で3万円くらい、メモリも6万円くらいはするだろう、あとは電源やマザーボードと箱、これは5万円くらいなので、大体20万円くらいで買った値段と見合う。仕事で買う糸とかでも高い糸なら一箱24kgで10万円とかはしたりするので安いと言えば安い。というか、原材料である麻の糸がどれだけ高いなあと思う。そこに染とか糊付けとか手がはいってくると、ひと箱24kgが20万円近くになってしまうから、細番手の織る前の染糸の値段というのは、中古のワークステーションの値段と1kg当たりの価格はそうかわらない。

今時、デスクトップのコンピュータを買うなんてありえないと思っていたけども、なぜか、若いころのときめきみたいなものが舞い降りてきて、そういうのって年を取ると消えるものだったりするので、そういう欲みたいなものが年を取って消えることもよいだろうことだろうけど、消えないうちに夢の一つを手ごろに叶うレベルのことなら叶えて置くのもよいだろう。ノートパソコンでは画面が狭くてプログラミングの開発の限界を感じていたので、こういうマシンだと快適にプログラミングもできるだろう。

20代のころの正月休みに、先染めシミュレーションソフトを作ったのは懐かしい。それはWINDOWS2000用だったので、今はOSが進化して動かないから、WINDOWS10用に作り直せたら良いんじゃないかなあと思う。1週間くらい籠ればできるだろうと思う。たぶん、処理速度がノートパソコンの20倍くらい速いのを想定をしているけども、動かしてみるのが楽しみではある。

私の頭の中にもペンティアムプロセッサーが内蔵されていて、先染めシミュレーションソフトが動いている。テキスタイルデザイナーさんでもそういう人は少なかったりするので、柄のイメージなんかの話をしても、色のイメージがかみ合わないことが多い。経糸と横糸の色が重なるとその部分が濁って全く違う色に見えるのだけど、そういう混ざったときの色を想像できる人というのは珍しかったりする。それを一生懸命、口で説明しても理解してもらえないのが普通で、シミュレーションソフトでいろいろとシミュレーションして見せてあげることができるとつくられたいイメージ通りなのかどうかも分かるであろう。

シミュレーションと実物との違いはもちろんあるので、シミュレーションというのは参考程度なのだけども色柄を組む時にはすごく役に立つ。
2022年04月29日
昨日は、大阪からお二人の4日間お疲れのくら寿司。これから地道に自分の仕事を立ち上げるとかの人と同じ観点でいつも仕事をしているのが私だったりして、一つのプロジェクトを行うときには林与にしても誰もが同じなんだということ。私自身が多くの方の応援を得られるのは普通を超えた仕事をしているからというところで、そこに多くの仕事をしているプロの方や、生地を使っていただく方が生地そのものよりも林与の覚悟みたいなものを評価くださることで成り立っている。

お越しくださった4日間もほとんど寝ていない状況で、普通の人の2倍3倍動いて、私自身が自分に厳しく作業をすることで次から次へとモノが生まれてゆく作業が進む。憧れとかそんなのじゃなくて、誰かがそういう厳しい現実を受け止めて動かないと、世界的に見ても日本の時間から時間のサラリーマン感覚がまったく通用しなくなってしまっていたりするのが普通で、そういうのを軽く超えていないと立っていくのが難しいのが日本の繊維の世界。

私自身は、4日くらいは20時間以上徹夜モードで動き回って立ち仕事で普通の人の3倍くらいの仕事なので、それは普通の職人の1か月くらいの仕事に相当するような仕事量だったりもする。それでいて重いものを背負ってはきたけども、これだけやっているのだから普通に仕事が続けて食べていけたらなあというような感覚で仕事で儲けようとする意識すらないのがプロの方でも怖いところじゃないのかと思う。

繊維の業界で何百億円の方がこられても繊維業界の基本の話から、この話を出すのは申し訳ないけども、学校で手織りを教えておられるすごく有名な方にでも縦繋ぎを教えたりするのが私だったりして、その成功しておられる方が真面目に私の言うとおりに縦繋ぎを覚えてくださっているのをみて、また器用であって吸収力もあって、織物の基本を教えられるだけの力をもっているのを感じたりもする。その瞬間に覚えて活かして行くような力が必要で、私が生きてゆく間に私の持っている繊維力みたいなものや、日本の繊維はすごいみたなものを日本のものづくりの超えた力で残して行きたいとは思う。

実際に仕事をするとなると、繊維業界に対しての憧れを受ける側の世界で、自分がどれだけ繊維業界に対する憧れを受け入れられるのかの力とか適応力とか柔軟性とか忍耐力が大事で、すなわち生み出して行くような力が大事。歴史や経験とかに頼るではなく、自分自身が動いて生み出して行くを大事にすれば良いのではないかと思うし、自分が生み出す力で食べてゆくことを考えると、自分に与えられた環境の中でどうやって物事を成り立たせてゆくのかが大事なんだろうと思う。
2022年04月28日
ここ数日は、キッチンクロスの出荷案件でヘルプの二人の方や姉家族にも手伝ってもらってドタンバタン。最後のひと柄が4色使いなので織にくかったことと耳糸を切るのが大変だったことなどなかなか内容も濃く手ごわい仕事。昨年の6月くらいから企画が始まって8月くらいにビーカーが始まり年内でビーカーが確定、糸が年明けから染まり始めて実際の織は2月からの3か月。

経糸で3割ほどのロスを見ているけどもそれでもやっぱりギリギリくらいのロス量になった。300mの仕事なら400m織れる分の糸を用意、すなわちさらに2割増くらいの糸量を用意なので、結局織れて納める実際の糸の量の1.5倍の糸を染めて用意することになる。どれかが1色でも足りないと用意した他の糸が無駄になってしまう。

繊維のものづくくりの仕事というのはこんなことができたらすごいとかあるかもしれないけども、普通の仕事でもなかなか大変な辺り。糸をまいてくれるおじいさんも今年で引退されるということでさらにできないことが増えてくるだろう。一番当たり前に思えるような一つの作業ですらもが頼んだ時にいつでも安定的にやってもらえなくなると最後の納期みたいなものですらも見えなくなることが多くなる。

課題の一つとして内製化みたいなものがあって、林与自身、いろいろとできることは自分の中で抱えて解決するということで消えゆく部分を消さずに織物の仕事を続けているようなあたりがあって、サンプルつくりなんかも昔みたいにはできなくなった感がある。解決能力を持っていないといくつもの壁が常に待ち構えているようなことが普通で、そういう壁を乗り越えてゆけないと難しいだろうなあと思えるあたり。何時から何時までが仕事ですかみたいな感覚だと関わらないほうがマシな世界だったりする。
2022年04月24日
今日は大阪からパターンナーの友人の方が見えられて、手織りを新事業としてされているのでそのお話を聞いたりした。いろいろと手広く手織り関係も行われていて、糸をつむいだり染色したりといろいろとご自身で展開されるために学んで準備されている。小規模に物事をやるときには自分自身でなるべくいろんなことをすることが大事だなあと思ったりする。サンプルつくりも業者に頼んでやったりすると個人のお客さんがお店で商品を買う以上にサンプルコストは掛かってくる。自分自身で好きな色を染めてみたいなことができるとイメージ通りの最終的なものづくりがしやすくなる。

アパレルの仕事のほうは、やはりコロナで落ち込んでしまっているというような私と同じような認識があって、そういう時間があるときにこそうまく補助金などを活用して新しいことを伸ばしておくとそれが後々、本業の仕事にも生きてくるんじゃあないだろうかと思う。

私も、2008年ころのデフレで高級アパレル向け素材の値段が崩れてしまったときに、先染織物を得意としていたのに、染めてないいろんな番手のリネン糸をシャトル織機で織ってみるプロジェクトを行ったりした。そういうのが今は生きていて、リネン3番手とか5番手から150番手までを織れたりするんで、織物のカバー範囲はアパレルだけでなく、小物や雑貨系なども得意分野となった。シャトル織機でおるだけでなく、シャトルの管に糸を巻くなどもそれなりに一苦労したりするので、数メートル織るのもたやすいことではないけども、いろんな種類の織物が生まれるような体制を持てていることがすごく大事だったりする。

設備があるからというよりも自分がそういうものを活かすために動く必要があるので最後は自分自身がやっていくということが出来るかできないかというあたりが大事なんだろうと思う。織るだけでなく、小ロットでのサンプルや小ロットの生産なんかができないと実用できな幅の広いモノづくりにはつながらないので、そのあたりもどうやって解決してゆくのかとかが大事だったりする。
2022年04月22日
ミニマムな生活を心掛けることは大事だろうと思う。なるべく買い替えずに長く使うとか、中古のモノを購入して使うとか。私場合は仕事の織機にしても引退された方のシャトル織機を使ってたりして、そのシャトル織機の電力なんかも1台あたりレピア織機の5分の1くらいとか。レピア耳を使うのがエコだとされている今の時代に、捨て耳のでないシャトル織機というのはその上を行く超のつくエコスタイルの一つだと思っている。

織れるスピードが遅いのでマイナスに思うかもしれないけども、それはそれで大量生産が難しいことにつながって無制限に作れるようなものでもない。人の働く限界のほうが浅い。糸が切れやすい麻織物をシャトルで織るというのはなかなか難しいことだったりする。生成なんかは色むらの問題があったりして余計に難しい。そういうのをクリアしてシャトル織のリネン織物が生まれる。よいんじゃないかい。

職人さんレベルでもシャトル織機の生産性の低さと糸の問題などで食べていくのが難しいところがあるので、つくるのには緊張感と覚悟と布を手直ししたりする根気が必要で、そういうのを乗り越えるとシャトル織のリネンが生まれる。自分だけの独りよがりかもしれないけども、耳までリネンとなるとさらに難度は高くなるから、そういうところがまたおかし。

織物というのは、織るだけでなく、糸、染、糊付、加工など他の要素が重要で、私の考えるのは基本より人々に愛されて来た加工方法。新しい加工もたくさんあったりするけども、麻織物の産地で、染や糊付、加工など麻に精通し生み出されて何十年も続いている加工方法は実績もあり安心できるのではないだろうか。今、定番のソフト仕上げシリーズは在庫少なくなってしまっていますがまた落ち着いたら作ります。

私の使っているノートパソコンも今のタイプは私が29歳の時に発売されたレッツノートのSX1シリーズ。今私は53歳なので、その後に発売されたSX4まで20年近く前のノートパソコンということになるが、メモリを増やしてハードディスクをSSDに交換して、今も現役で、壊れては中古を手に入れて使っているが、今の最新のノートパソコンとビジネスユーズや動画を見る程度では変わりない。作りがしっかりしていてキータッチや安定性なども含めて、しっかりよくできているのが当時のノートパソコンで、実際に20年近く使えているシリーズである。多分、私はずーっと使い続けるだろうと思う。若いころに一番最初若いころに20万円出して買った思い出があって、その時に買った記憶が残っている。そのときからノートパソコンがあまり進化していないように思うのは私だけだろうか、スマホはどんどんと進化してノートパソコンを取り込んだけども、ストロークのしっかりしたキータッチでキーを叩いて文章を打ちたい私のような人もいるんじゃないかなあ、これぞキーボード。20年前のパソコンが現役で動いているというのもパソコンよりも人間のほうのn能力の限界が浅いということだろうか。

ネット時代になって、テレビも新聞も雑誌も本も、国際電話も郵便も必要なくなって、メディアもインタラクティブ化した。家の中に世界があるみたいな今日。ちょこっとパソコン叩いて考えに躓くようなことがあればそれを頭で考えながら仕事しながら紐解いたり。

ウクライナなんて、どうかんがえてもロシアが悪いようにしか思えないが、ロシアの年配の多くの人はロシアが正しいと考えている。ロシアの若い兵士たちの多くも戦いたくもないだろうにそれでも戦場に送り込まれる。ロシア国内ではかつてのソビエト連邦的な栄光への憧れが、ソビエト連邦時代を知っている人たちの中にはあるのではないかと思う。今の時代に、武力侵攻で平穏な生活を破壊されたり、若い兵士たちが戦いたくもないのに戦場に送り込まれ、相手を攻撃して殺さないとならず、また死んでゆく。むちゃくちゃなことが世界で起こっているが解決方法もないのがすごく不思議。
2022年04月21日
24年ぶりくらいの円安相場、今は日本も食品、雑貨、繊維製品に関しては輸入大国なので、物価上昇が伴う。昔は100円ショップなんてなかったので、今の方がモノ的にはあふれているような感じだろう。アジア諸国で作られる商品の品質が上がって、その国の人々の生活水準が日本と同じになってくると、当たり前に輸入している商品の価格も高くなってくる。

さらには、ウクライナ侵攻や上海のロックダウンなど、原油高、運輸関係なども巻き込んで国際経済的な要素も不安定に、でも、まあ少し我慢すれば日本の状況というのはそれほど悪いことでもないだろう。コロナも落ち着いているし普通の生活がある。阪神淡路大震災や東日本大震災のときは、本当に日本もすごい状況になって苦しんだ、また、コロナの最初のロックダウンでは経済が低迷し乗り越えるのが難しかったけども今はだいぶ落ち着いてきている。

ホテルや飲食関係は今なお厳しい状況が続いておられるのは感じる所で、昔のような状況にしばらくは回復しないのではなかろうかと思う。元気に拡大傾向だったフランチャイズの飲食店なども完全に縮小モードに入ってしまっている。なんの問題もないホテルやお店が閉じてゆくというのも本当に残念な話なのだけども適応しようとしても適応できないことも多いだろう。
2022年04月18日
4年ぶりくらいだろうか、東京からブランドデザイナーの方がお越し。3日ほど前に関西に来て今日は神戸から午後に滋賀県、倉庫で2時間ほど生地を探されて、私はその間、出荷作業。帰りは、能登川駅近くの近江ちゃんぽん。最初に来られた時のデザイナーさんたちの話なども出て懐かしいなあ。みなさん元気にされているだろうか。

先日、久しぶりに百貨店でのイベントの話がメールで届いた。まだ具体的には決まっていないので詳細は後日となるが、私も連日立つことは無理なので代役の方もお願いして出店させて頂きたい方向で動いている。

夕方、運送会社に電話すると私からの電話だと分かって担当の方が対応してくれて、京都への出荷時刻などを教えてくれる。夜中でもよいといわれ、夜中の出荷。もう一軒の出荷も愛知県だけど一緒に出荷する。
2022年04月17日
今日は京都から家具に使えるような厚手の布を探しに来られた、林与は基本的にアパレル向けなのであまり厚い生地というのは多くない。カバン用の布とかデニムの生地とかそういうものをいくつかお見せする。今、太番手の糸なんかも円安もあってかなり値段が高騰してしまって、数年前の2倍くらいになってしまっているものも多い。10年ほど昔につくったものは、今作ると10年前の1.5倍とか2倍の値段になってしまうこともありうる。

7歳の娘さんも同伴で来ていただいたが、大人しくいてくださって、私のしゃべっているのに目を向けて聞いておられるのに、将来有望じゃないのかとおもえたり、素質のある子は小さい時からその素質がみえるもの。7歳でミシンも使っているということでミシンが苦手な大人の人も多いので良いスタートだなあとは思うが、そういうのは親御さんの影響も大きいとは思う。



2022年04月16日
上海のロックダウンが長引いて、食べ物すらも手に入らないような危機状態にあるという。2週間以上にわたるロックダウンで、東京の2倍規模の人たちが自宅マンションからも出ることができにくい状況のようで、経済活動なんてものはほとんどといってよいほど機能していない。

昔は気軽に行けた中国がもう気軽に行けなくなって国際都市上海も本当に変わってしまった。次に中国に行くことのできるのはいつのことになるのだろうか、本当に落ち着いた時にはまた行ってみたい。

中国も覚悟がすごいというか、中国最大の国際都市を2週間もさらには1か月とか閉鎖するんだろうけど、貿易などは完全に止まってしまうだろうし、たとえば、繊維関連のシーズン物などの企画は難しいしリスクが大きすぎるだろう。日本の繊維関連の方は中国での企画をストップされているところも多く、国内での企画に変更されたりの感じである。

上海も爆発的な感染なので抑え込まないといけないのだが、食料だけはいきわたり人々の命がまもられることはすごく大事なことだろうと思う。食料のいきわたらない人には連帯感みたいなものがあるようで、チップ制度のデリバリーサービスでチップを受け取らない配達員もいたりするそうで、また、余った食料を家の前に置いて余ったので周囲の人に自由に提供するような人もいるとか。上海の方には苦境を乗り越えてもらいたい。

蘇州のほうまでロックダウンの可能性がではじめているようで、地下鉄や汽車、新幹線など含めて交通なども非常時体制になってしまっているだろう。人が自由に行き来でき、多くの人々が集まる都市ほど、コロナ禍では逆に脆く難しい場所に。上海を含む観光都市はホテルなんかも経営は成り立たなくなっているだろうし、店舗経営なども成り立たない状況ではあるだろう。
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