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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
コンピュータ工場
2012年12月18日
3交代のシフトで働き、工場の都合に合わせて、休み時間もワンシフトのなかで交代で取っているときでした。私と同じ現場のもの二人で45分の休憩室にいくと、丁度、前まで同じ部署にいられた課長補佐クラスの方が他のより年配の方と一緒に15分のショートの休憩時間なのです。会社全体が休息時間を定めているということがトラブルのもとに繋がる例です。

私たちが休憩時間が30分を超えるあたりで、「自分たちは私が来てからも30分以上たっている戻らないとは駄目でないか」と注意をされました。私ともう一人も、その場の状況というものを分かって、言い訳などしません。「すみません」といって、仕事に戻ります。

会社の中で、仕事のことを考えておられるなあという人というのは、自分自身がリスクを犯してまで仕事のことを考えられているものです。部署を離れても全体の統率がしっかりと取れているのかを見ておられるもので、私たち自身も注意されたことの一回の間違いに腹を立てては会社の存続自体が危ういのです。

私はその先輩にあたる方が、状況も理解できずにながらも注意されたことは立派だと思っていますし、私の同僚も私と目を合わせるだけでそれに従うべきだと、言い訳もしなかったことは大事だと思っています。そこで怒って荒立ててしまってはもう二度と注意すらしてもらえません。会社を支えようとしている立派な方を潰してしまうだけのことです。

立ち上がっておられるかたというのは常に潰されてしまうようなリスクを背負われているもので、注意されるのもその場で部下としての信頼を求めてくださっている一つだと思うのです。その一回のことで信頼関係が崩れることもなく、会えば、良い先輩。厳しいことは厳しいが当たり前。そういう人が全体の責任を持って全体を支えているのです。

大きな会社も会社の存続を掛けて動こうとするときにいろいろなトラブルが起こるもの、大きな工場が閉鎖に追い込まれるのも、会社の直面している緊張感というものが働いている個個の人に伝わっていないことが多いからだといえます。競争社会だなあと思うのは、そういう工場も海外のプラントに仕事を奪われてしまう現実。