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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2026年3月
リネン日記:7
2026年03月31日
アパレルの低迷がコロナ前の消費税の引き上げの頃に極端な買い控えで落ち込んだ後、コロナで3年間ほど店舗が閉鎖になったり撤退なども相次いで人員の削減なども行われ、また、3年間仕事がないというとで問屋業の方々も会社を閉じられたとろは多かった、製造現場である縫製業関連もミシンが大量に放出されるなど廃業ラッシュ、織物関係も工場のちょうど昭和のひと世代の終わりとも重なり廃業されたところも多い。

一つのブランドのお店でも国内の百貨店に50店舗あったところが30店舗になれば、生産量も減少することになる。そうなると今までのような計算では成り立たなくなりコスト上昇につながる。不思議だけども、売れないと値段が下がるというのが経済の需要と供給の原則なのだけども、製造コストというのは作る量が少なく成れば上昇してしまうし、日本の場合、賃金というものは上がり続けるという原則があったりして、コストを下げることは難しい。

コロナが明けてからリネン糸の価格がコロナ前の3倍くらいに高騰してしまって高止まりしているような状況で、需要が旺盛だからというよりも、単にウクライナ戦争で原材料のフラックスの生産量が落ち、高騰してリネン糸が高騰しているというような状況で、入荷量が減って運送費なども含む付帯経費も上昇し価格高騰に拍車が掛かっているような状況。国内にある糸在庫などは以前と比べると非常に少なくなっている。

中国で生産される繊維製品の価格高騰というものは日本に輸入され販売される価格も押し上げることとなり、以前はリネンシャツが2000円とかだったのが、今は4000円で安売りできなくなってしまっているような状況で、中国経済も日本以上に生活水準が上がりもう安く仕入れることが難しい。アメリカでも物価上昇が著しく、食料品など日本の3倍くらいの値段ということも多いし、カフェのブランチのチップで30ドルとか、生活が苦しいと言っているアメリカでは人々が生活してゆくお金が足りない状況で、日本や他国にアメリカへの投資を促したり関税を掛けて税収を増やそうとしているが、日本国内で500円から1000円あれば外食ができるというのは、欧米からすると低すぎる物価水準。

林与的には、頑張った国の人が幸せになればそれは良いことだと思うので、日本なんかは今は働きたくない風潮が蔓延して海外の働きたい人の意欲には及ばないところがある。日本も一番蓄積が必要な製造技術などを他国に譲り渡してしまい、最先端のスマホなども、中国でつくられていたりと、日本の立場というのは韓国に置き換わり中国に置き換わり、もう後戻りするとかも難しい。

今、日本は年金の破綻により受給開始年齢を引き上げるために、75歳定年を行おうとしているけども、50歳の人でも海外の20代の若者たちとの競争は難しいだろうとおもうのに、75歳で20代の人たちと競争するとかはあまりにも過酷すぎるだろうと思う。すでに競争力がないのにさらに競争力は落ちるだろう。

なんか野麦峠の時代のように、貧しくて生活の苦しい人々がいて特に若い世代に対しては生きてゆくのが難しい状況を作り上げてしまっている。その解決を国がしないで、民間の企業に投げて、給料をもっと払って幸せにしてあげろ見たいな官僚主義社会。どんどんと変な制度ばかり作って、今またさらに、インボイス番号やマイナンバー制度とか国民が必要ともしていない制度に巨額の税金が投入されて、対応するのが本当に厄介なことが増えるだけ。人々の生活が良くなるはずないだろう。


























2026年03月28日
昨日は、集落の文化祭関係の役の引継ぎ、最後にA4の用紙に7枚くらいだろうか展示物の写真をカラーコピーしたので30ページくらいの資料になっただろうか、とりあえず、2年間当たった役の一つがようやく終わって、一安心ではある。こういう資料関係というのはずーっと引き継がれているものなので、うっかりと無くしてしまったりすると大変なことになる。普段の仕事の資料つくりなどは、機を織りながらノートパソコンでつくったりしているが、集落の資料に関しては、ファイル一式からなるべく出さないようにして失わないように管理。

もう20年近くの資料をトートバック2つと、ファイルケース1つに分けて引き継いでいるので、トートバックの昔の17年分ほどは、見返す必要もないだろうし、わざわざ毎年役の人が持ち回るのも厄介だなあと思っていたのだが、次年度の方もそれをみて預かりたくないということだったので、事務局のどこかに保管してもらうことに決めた。こういうのってなるべく気軽に受けられるようにしてあげないと引き受け手を見つけるのも難しいだろうし、今年は林与が取りまとめたからといっても来年度は来年度で会議しながら話し合いながらやり方を模索してもらったらそれで良いと思うので、これは今年はこうやったけど来年はまたどうするかは考えてやってもらったらよいんだろうと思う。

行事などの運営が難しくはなっているような現状で、文化祭に出品くださってる方と会場でお話したりして感じたのが、自分の時間を創作活動に打ち込んで、人生の余暇の部分を過ごしてられるということ。書画や花や、布作品、瓶手まりなど、田舎の生活のなかに芸術的や美術的な高尚に思える世界があったりするのが意識の高い人が多いんだなあと思える。とりあえず、来年度も文化祭は続く流れになって前向きに動いてくださるのでありがたい。年配の方のグループや子供たちの草の根的な活動の発表の場にもなっていたりするので楽しみにしてくださる方は多かったりもする。

今は、資料にしてもパソコンで作らないといけなかったりするし、配布のためにプリントアウトするなども必要だし、役が当たったときにそういうのできることが大事だったりもする。遡ること50年前、小学校低学年の頃に、パソコンは親が女々しいと毛嫌いしていたので家になく、パソコン雑誌の付録のキーボードポスターで、ブラインドタッチの練習をしておいたのが、その後の一生の役に立っていて結局仕事にも役に立っている。自分で求めてやってたことが、結局は生きてゆくための強みとして働いている。ほとんど中古で揃えているので、壊れたらまた同じの中古で買って、林与的にはそれで十分で、格安でダメ元で手に入れたA3カラー複合機も、本当にうまく使えるかどうかわからなかったけども、家庭用とはくらべ物にならないほど綺麗にとれPDFファイル保存できるので十分以上に活躍している。こういう環境があるのはうれしいことだが、A3カラー複合機が3万円で手に入るとか、まだまだ使えるノートパソコンがSSDk化してメモリ増やしても1万5千円ほどで手に入るとか、本当にOA業界もびっくりの恐ろしい時代になったなあと思う。布が高く思われるのも仕方ないのかもしれない。
2026年03月25日
足がむくんだりするので、水分の取り過ぎが駄目なんだろうと、普段、すごく水分を取りすぎているのを少し改善しようと、今日は、無水カレーを作ってみた。ルーはジャワカレーで、ユーチューブ見て、白ネギと玉ねぎ2個と、冷凍野菜ミックス300gと、無塩のトマトジュース500mlほど使って。ジャワカレーの一番辛いみたいなスパイシージャワカレーでそれなりに林与好みの辛いのができた。これを食べると額から汗がでるほどで本当に体中が温まり、血行もよくなり元気でそう。

暖かくなっていているはずなのに寒気がするので防寒着を着込んだりはしているけどもそれでも寒い。これからは暖かくなってゆく時期なのでそれが救いではある。3月末、4月末、5月末に向けて織らないといけない目標のものがあって、今のアパレル不況の中でも、仕事を抱えて居られるということは本当にありがたいことだなあと思いながらも、どの仕事も普通以上に何度の高いものばかりで、自分との戦いのようなところがある。15年ほど昔はもっと糸も織りやすかったのに今の糸はどの番手もほんとうにキズになりやすく扱いにくい。

国内の麻業界もコロナとコロナ後の糸値の高騰で規模は、コロナ前と比べると麻のものは5分の1くらいに縮小してしまっているのではなかろうか、林与はあまり手掛けていないが、大麻関連の方は元気に動かれているとは聞いているけども、大麻糸も高騰で高級衣料向けだけに動かすのは大変だろうと思う。

世界を見渡せばウクライナ戦争もまだ続いているし、第三次世界大戦的なイラン攻撃も起こって、コロナが明けてからは、人と人とがぶつかり合う、国と国が府浸かり合うのが当り前の、エシカル、エコ、サステイナブルとはまったく反対の世界に突入。ファッション業界も政治の流れは受けていて、以前のようにエシカルエコサステイナブルを語る人は減ったと言え、ファッション業界や繊維業界も力で淘汰が進む時代への舵取り、作業したり働くということを重んじる地道な繊維業界という形が残れる余地があるのだろうか。戦争などをみていると、働いていることの非力さを感じ、民族や宗教対立の恐ろしさを実感する。殺し合ってでも混じろうとしない者同士を混ぜようとしないほうが良いのである。別々に存在するほうが幸せではないのか。おかしいなあと感じることには巻き込まれないような判断も大事だったりもするだろう。
2026年03月17日
林与のワークショップに参加くださったテキスタイルツリーの成田さんが参加したときのことをブログ記事にしてくださいました。
今回参加できなかったかたも、今回のワークショップの様子を感じていただけるかと思います。

https://textile-tree.com/blog/workshop/

ご参加くださった皆様、また会場にお越しくださった皆様ありがとうございました。
今回のワークショップは林与にとっての初めてのワークショップでしたので、林与の準備や織っていただく作業時間など、十分か
どうか分からない部分がありましたが、今回のワークショップの経験を生かしてより多くの方が初めての手織りで素敵なストールを
織っていただけますように少しづつ改めて行きたいと思います。
2026年03月11日
今日は、昨日の一番問題を抱えていたドビーの修理が完了をしたのだけども、修理を依頼する時に1日では修理できるかがはっきりと分からなかったので1泊で滋賀に来てもらって2日作業をしてもらう計画でドビー修理の専門の人と一緒に林与も作業を経験する。自分自身では修理できない案件を専門の人たちに来てもらって治るかどうかは分からなくても可能性があるなら見てもらって作業をしてみるというのは、仕事の一部で、専門の人が嫌がらないなら助けになりそうなら一緒に作業をして修理作業の力仕事を手伝ったり効率を上げたり、一緒に作業することで問題も見えてくることも多いし、林与の織機なので直る可能性に掛けて作業をするというのは、普段の織物の作業と共通することでそういうのが自立して仕事をする感覚だったりもすると思う。

今日も朝の9時前から午後4時過ぎまで作業をして、3台のシャトル織機のドビーの針箱を取り外して織れたブラスチック部品の交換を行った。初めての経験であろうがやって答えを出せるかどうかが大事で、ドビー修理の方も林与の持っている織機のドビーのメーカーの専門ではないし、分からない部分もあるので修理をするのを敬遠されてはおられるが、林与自身のなんとか直そうとする気持ちを伝え修理作業を進めてもらう。どのドビーも似ている部分があるだろうが、メーカーごとに構造が異なる部分もあって、調整なども同じようにできるわけでもないが、ドビー修理の専門の方だけに、埃だらけになったドビーにしても洗いを掛けたりオイリングもしてから付け直すなど、単なる不具合部分の交換というだけでなく、それなりにレストア的に全体の動きも良くなるようにしてから取り付け直しで、より長く安定して使えるだろう。

林与自身、こわれやすいドビーには頭を抱えていたので、今回2日の修理に立ち会って一緒にすべての作業を説明してもらいながら4台も経験をしたので、普通のドビー1台分の修理の4倍くらいの経験にはなった。慣れないメーカーのドビーなのにその場で構造を理解して調整も正確に行って、そのやり方まで説明してもらえて、本当に良い方に見てもらって思っていた以上の2日間の結果で、はるばる来ていただいただけでなく結果まで良い結果だった。

この織機のドビーを外すだけでもコツをつかむまでは一苦労だったが、この2日で部品取りようも含めて5台分外したので、たぶん一番正解だろうと思える外し方にどんどんと近づいて、取り付けにしても1台目よりは2台目、2台目よりは3台目、3台目よりは4台目の取り付けが早くなっていくなど、経験して慣れて効率が上がって、最初のどうしてよいのか分からない状態から、これが最適に近い修理方法だろうというのに近づけた。

壊れたプラスチック部品の交換もパズルのようなコツがあって、一度外すと、ななかな戻しにくく、一つのやり方でしかうまく填まらない。一つのプラスチック部品の交換に関して、プラスチック部品本体のほかばね2個横梁2さらに縦にスライドする金具をはめ込まないといけないのだけど、それも相当やっかいな作業で間違った取り付けになりやすい。

また勉強になったのが、ドビー全体へのオイリング的なこと、全体的にオイリングが衰えてくるとどうしても抵抗が増えてドビーに負荷が掛かったり、重力で落ちるべき部品が落ちなかったり、ばねで引き上げられるべきものが戻りにくかったりしてドビーの動きが不安定になりやすいということも、洗浄作業をしているときに動きにくいパーツがあったりするのを観察して、部品が正しくついていたとしてもゴミなどの抵抗で正しく動かないということもありうるのをよく理解が出来た。

専門の方というのはこういうのを一人で黙々とやられているのが仕事だけども、織物工場で働いている人でこういう作業を黙々とできる人がいるだろうかと思うとなかなかいないだろうなあと思えたりはする。林与とかは織機が正しく動かないと正しく動くように必死になるが、勤めて働いてい人だと他人ごとだったりというのも普通のことだったりして、普通に動く織機でも織るのが面倒だとかいやだとかも普通の感覚としてありえたりするだろう。こういう深い経験を積み重ねてそれを仕事だと思える人っていうのが大事だろうと思う。そう思って動いているから林与にしても織物工場をやっていけているのだろうと思う。

2日の経験でも、普通の人が一生できないような経験が出来たりもして、普通にサラリーマンしていたらこういう経験って難しい話だろうと思う。お金も労力も時間もそして覚悟も必要だし、普通の感覚だとお金にならないんならやってられないわみたいなのが当り前の感覚で、逆に自分が持ち出して働いて動いてものづくりの環境から育んでいける力からというのは、今の時代にはありえないほど、普通は職人レベルでも一生でも絶対に経験できないようなこういう経験を本当に覚悟してというよりも日常の当たり前としてできる人でないと無理な世界があるのだろうと思うし、こういう林与の普通の作業に思えることも熟練の経験者レベルでも10人に一人か二人いるかどうかの話で、解決しないままだったのが昭和の時代でも同じで、サラリーマン化してしまった、ものごとが難しくなるばかりの繊維業界で、本当に働いて解決して背負って行く人でないと1回の仕事の成功すらも難しい。

今の時代の感覚だと180度反対で無理な世界が今の感覚を支えないといけないのがモノづくり業界で、そこが本当に大きな問題だろうと思う。ドビー朱里の専門家の方にしても、話をすると林与と似たような、他の人の何尾もすでに働いたのでもういつ尽きて雄も十分だし、でも、物事というのは、それなりに結果を出さないと駄目だという責任感を持っておられる方だから、精一杯やっているうちに応えにもたどり着こうとしてくださって結局は答えにたどり着けたのもそこなんだろうと思う。

今の日本の時間から時間の仕事感覚だと50年週40時間普通に働いても現場の織り子さんで終わってしまうだろうし、1日でも2日でも、とことんやれるような人でないと、どんどんと衰退してしまって方向転換すらも難しくなった業界を支える側にも回れないだろうと思う。今回の問題にしても専門家の人の問題じゃないのだけども、林与の基本的な問題が望んでいるように解決するように出せる全力をくださった。そういう専門家って少ないことの方が多くて、利用したいだけの専門家というのが8割くらいで、本当の1割とか2割くらいの専門家の人と関わるべきだろうと思うし、立ち会ってもらうときには自分自身も出来ることは全力でやって精一杯に動いている必要があるだろうと思う。

普段、他の林与と関わる人に林与が期待していることを林与自身の姿勢としてやってみた2日で、全力も出せたし答えも出せたし、いろんな問題が解決もできた。でもこういうことって、普通の日常の仕事でも当たり前で会ってほしいけども、そういう感覚自体が日本では仕事で働くのが嫌から始まってできることもやろうとせず要求ばかりが多くて難しい問題があるだろうとは思う。
2026年03月09日
東京から6日のお昼前に滋賀に戻って、相当の疲労感でこれを元に戻さないと本業の現場の仕事というのは非常に負荷が高いので、とりあえず、9日が大忙しの日となるので、できていなかった出荷などをすませて、なるべく7日8日と長めの入浴を1日に2回するなど睡眠も極力とって体を休めた。滋賀県に戻って気が付いたのが滋賀県は寒いということで、本当に寒気がするくらいに寒くて、もう一度雪が降るんじゃないかと思うくらい。

今日は9日で、朝から京都の北山に手織り機を一台取りに行って、午後からはドビー修理の専門の方に来てもらって一緒にシャトル織機のドビーが正しく動かない問題を見てもらうことに、林与一人だとどうしても動かしながらドビーの動きを眺めることも出来ず、二人で何が問題なのかを織機を動かす人と動いている織機を観察する人に分かれてが、最善の解決方法。

来てもらって、タイミングの問題を調整してもらってうまく動き始めたのだけども、寸動ではうまく動くけども、運転に入れると綜絖枠がすべて落ちてしまう謎不明の現象で、これは本当にこまって解決が出来ないかと思ったときに、林与も一度ドビーを完全に分解しているので、中の構造がある程度分かって、動くべきところが動いていない気がして、ネジが1本緩んでいたことで動いているべきところが動いていなくてそのネジを締めたら正しく動き出した。

これほんと、仕事の怖さで、いくらシャトル織機があるからといってもシャトル織機が正しく動かなければ、仕事でお客さんに迷惑をかけるだけに終わる。今はメーカーも織機をメンテナンスできる人もいなく、林与の織機のドビーはメンテが難しいとされるドビーのメーカーのもので、本当の専門じゃないのに無理やり頼み込んでドビーを一緒に見てもらって治るかどうか、やってみるしかないということで、一旦は途中で座礁に乗り上げかけたが、そこからなんとなく原因がたまたまここではないかと疑ったことで、修理の方の知識と経験と推測から原因にたどり着けた。

もし、今日と明日、二人で作業して見て無理だったらこの織機を使うことはあきらめるか、他の織機のドビーを移設して、他の織機を1台部品取り用にするかという、今まで調子よく動いてきた織機を1台駄目にしてしまう話で、それでもうまく織れないとかなら、ずっとやってきた仕事ですらも断念しないといけない話になる。織物の仕事は本当に甘くないなあと思え、結果がすべてで結果が出せなければ、最初から仕事を受けないほうがお客さんに迷惑も掛からない。

仕事というのは受けた時にはこれからの仕事なので不確かさがいつも付きまとう、今回は織機の古称の問題だけども、糸の入手の問題、糸の問題、染色や糊付けの問題、織キズの問題、加工の問題など、いくつもの工場が関係していたりして、その工場の中でも何人もの人が関係していて、組み立て業とは違って、織物というのは後戻りできない作業なので、問題を問題のまま織ってしまったときにはそのあと製品になることも考えると被害が出どこまでも広がってしまうので、問題を見つけた時には、問題を根本的に解決しないと作業を進めてはいけない。

でも織物の仕事というのは本来そういうものだろうと思えたりもして、多くの問題と常に向き合って、解決して行けないと一つの仕事すらもうまくは行かないことのほうが多い。こういう問題にしても、何十年の職人さんであっても解決が難しい問題だろうとは思うし、それでそのまま織機がそのあとずーっと動かないということもいろんな織物工場でもよく起こりがちだったりもする。
2026年03月05日
手織りアルパカ混ストールワークショップで、一番心配だったのが、みなさんが2時間半程度で1枚のストールを織りあげられるかどうかというあたり、初めての手織りで1枚のストールをいきなり織りあげるというのは無謀な試みだったりする感があるものの、参加者の織っておられるのを見ているとそれほど大きな負荷ではないように思え、楽しんで織ってくださって、織られたストールにしても仕上がり感は本格的なものなので、お持ち帰りいただきお使いいただける。

自分で織ったストールを実用的にご愛用して頂けるというのは林与的にはすごいことに思えたりして、今回のワークショップで感じたことは、この手織りアルパカ混ストールワークショップは、林与の中では思った以上に好評感があったように思え、林与の手織り織機の準備不足感も多少はあったものの大きすぎるトラブルもなく、初めての方でも安定して織っていただけていたように思える。


ワークショップと手織り無料体験を開催するということで、集めてきた織機をアルパカストール用に4台立ち上げて、赤、ライトベージュ、カーキ、ダークグレーの4色の縦をそれぞれ作った。織り始めるまでの準備はそれなりに大変だったけども、すごく単純な織機でストールが手織りできるというのは目からうろこ感がある。結び房をつくるのも短時間で皆さん仕上げておられ、問題は無いように思えた。あとはご家庭で、洗って脱水して干してお使いいただくだけ。ご自身で作られたものだけに、お使いいただくときにもっと楽しくおもってもらえるのではないかと思ってたりする。あったかさをご実感いただきたい。

アルパカの糸というのは、ラクダであるアルパカから3kgとかしか取れないもので、ラクダの色も白から黒まで一頭一頭の色が異なるので、同じ色でもロットによって色が異なるという特徴があって、入手する1kgごととかで色が異なってしまうのが特徴で、そこが厄介なところだけども、合成繊維なら色が安定していて当たり前だけども、アルパカらしい特徴の一つだと思える。縦と横の色味が同じ色でも若干異なるのが当り前みたいなのは、仕方のないことと考えていただくしかない。微妙に色が異なるのもかわいいかもしれない。

知人の方に、手織り機を組み立てるのを手伝っていただいたけどもそれも貴重な経験だったかもとポジティブにやればできるみたいな参加型。組み立てるのを間違えたりしながらも、パズルのように正解を探しながら手織り機を組み立てる。4台のパーツすべてちゃんと会社に忘れることなくワークショップの会場に持って行くことができたというのは、うっかり一つでもパーツを忘れると1台が動かなくなるので、全部4台とも
動いて良かった。手織り無料体験の1台も合わせると全部で5台、テキスタイルの展示会の会場の雰囲気を盛り上げるのにも一役になったのではないだろうか。一方で、ワークショップの準備のために、ハイエースのスペースが足りなくて反物をもっていくのあまり持っていけなくなってしまった。

手織り無料体験やワークショップは、楽しんでいただければそれが一番だと思っていて、興味のあられる方はぜひチャレンジして頂きたい。手織り無料体験は無料で、ワークショップは500g程度のアルパカ混糸の材料費込6000円で、織ったストールはお持ち帰りいただきお使いいただけます。無料手織り体験の織機は東京手織織機のスーパーミニ、ワークショップの織機はさをり式織機の城型織機です。手織りの体験を持っておられる方は、創作的な織物を織ってくださっていたので、アドバンスドなことも参加くださる方によっては単純な平織の織機でも工夫次第でいろんなことが出来るんだなあと勉強になった部分もありました。

昨日の夜もホテルで2台の機に糸を通したりでワークショップの準備。織り始められるとセルフサービスでほとんど問題なく織って下さっていたので3台目4台目の織機を立ち上げにぎやかな雰囲気になった。終って疲れすぎていて体力を回復しないと歩いて10分のところに手軽な焼き肉の食べ放題があるということで歩き始めるも本当に疲れていてレバが美味しかった。ビールも何杯も飲んでシャワー浴びてようやく数日ぶりにゆっくりと休めた。