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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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ストール業界
2026年02月27日
2月末も近づいて、休日ながらすこし作業をしながらも休んでいるときに頭によぎったのが八王子の道明さんが今月末で閉じられる話、ストールブームのときには仕事を一緒にしてお世話になった仲だし、個人的にも遠いが親戚筋にあたり、また先代同士が近江八幡商業高校出身の繊維業界の仲間であるという感覚で、ストールブームの時には夏の麻のサマーストールの仕事の多くは林与が引き受けて作らせて頂いた。最後にお礼の電話をしげおかないといけないとおもって電話させていただいた。

会社を閉じられるのは、やはりご子息が別の仕事をされていることと作り手の高齢化の問題で、今はストールと言おうと秋冬向けのウール系のストールが主たるものなので、生産時期が夏場で現場が熱くてやってられるのが恒例の親方たちで、凝ったストールなどは無理必要で、そういうのに限界も感じられて、道明さん自体ももう平均的な引退の年齢近くで、50周年という節目の年に、お客さんにも迷惑を掛けない形で会社を閉じることを告げて新規の受注を受けない形dえ1年掛けて受けた仕事を終えて正式の終業をされるということで、2台に渡り日本のストール業界をけん引されて来ただけでなく、八王子の繊維産業が衰退する中で、元気な繊維企業として最後までやってこられた。

糸を支給型の仕事というのが糸が織れないとか問題があるとかが増えて来て、糸支給の仕事は受けないことにしたときに、道明さんの仕事からも離れることになったが、最後まで同じスタイルで仕事を貫かれここ数年、さらに国内でのものづくりが難しくなっているので、よく今までやってこられたなあと感心するほど普通は出来ないことをやってこられたと思う。滋賀県ともゆかりが薄く成られてでもまた滋賀県にも奥さんと一緒に林与に伺うよといってくださっててその時には食事でもしながら団欒が出来るのかとも思う。

アパレルが主体だった林与からするとストール業界というのは異業種的な感覚で、いわゆる付属と呼ばれる、かばん、かさ、ぼうし、ストールのようなアイテムの世界。八王子ももとはネクタイ生地の産地で甲斐シルクが、甲斐街道をへて八王子で織られていたのが八王子の地場産業的な織物産業の特徴でその面影というものもほとんどなくんなってしまっているような状況だとは聞いているが、八王子の織物組合さんも展示会などで出展されているので、まだネクタイ生地などを織られている会社さんが残っていた利するのだろうか。一度八王子の会社のシャトル織機を見せていただいたときに、シャトル書記の薄路がすごく長く、いわゆる絹織機の特徴があった。キビソなどを取り除くために織りながら経糸のゴミを取り除くために長く作られている。

富士吉田も今は、レーヨンやキュプラなどを織られている工場が多いとは聞くが、もともとは絹織物の産地で、徐福伝説が本当なら2200年前からの絹織物の産地ということになる。蚕は中国から伝わったとされ、明治期の近代化以降、戦後日本に掛けては日本のシルク産業は世界一といっても良いほどだった。今の日本からはその技術は消えてしまった。