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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
ジャガード織機
2009年09月08日
今朝、機械屋さんが、林与に顔を出してくれたので話をしていました。私は以前から興味のあった電子ジャガードについて尋ねました。というのも、林与のジャガードは紋紙のジャガードで、打込本数を変えると、柄が伸びたり縮んだりするので、それが頭の痛いところで、ジャガード織機もだいぶ古くなってきたので、そろそろ電子ジャガードに変えたいなあと思っていました。

話を聞いていると、電子ジャガードもばら色の話ばかりではないようです、一つ一つが電磁石で出来ているので、耐久年数が来るとそれを交換しないといけないとのことでかなり維持費用は掛かるとのことで、通常は、1台だけ購入するのではなく、複数台購入し、そのうち一台をつぶして保守していく感じになるとのことで、結構大変なんだなあと思いました。

あと、つり本数を変えるときに大きな費用が掛かると言うことで、いろいろな規格の織物を織ろうとすると、そのためにも縦本数の違う設定で複数台の導入が必要であるということです。

紋紙のジャガード織機は今あるので、電子ジャガードを導入より、大判プリンターとかのほうが柔軟性が高いかなあと頭の中で描いています。大判プリンターも非常に高価な設備で、一枚一枚プリントするのに、かなりの費用がかかるので、実用性というよりも、自分で図案を作って試し刷りして、それを捺染屋さんで版に落とし込んで本生産するというのが理想かなあと思っています。