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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2009年10月
リネン日記:24
2009年10月04日
今日は、遅ればせながらジャパンクリエーションにお越しいただけそうな皆さんに案内状の発送をいたしました。いつも弊社に企画など来ていただける関西方面の方にはお送りしていません。

展示会に向けての最後のがんばりとしましては、リネンデニムのほうの加工と縫製をしています。ジーンズの形で見てもらおうと、ジーンズっぽく仮縫いしてプロトタイプとするのですが、日ごろは、春夏物を縫っているミシンなので、JUKIの工業用ミシンながらもちょっと馬力が足りません。今回のジャパンクリエーションではデニム祭のようなものが企画されていますので、林与のリネンデニムが、ジーンズのプロの目から見て麻の老舗のつくるジーンズ用リネン素材がどう評価されるのか楽しみです。

おととい、デザイナーのスズキタカユキさんから、案内状が届きまして、9月18日に渋谷のPARCO PART1 2Fに、直営店「suzuki takayuki placed」をオープンされたというお知らせをいただきました。今回の東京の展示会の準備の日にでも、お店のほうを覘かせていただこうかと思っています。

ジャパンクリエーションのほうは、春に続いての出展ですので、予想以上に今回出展することは皆さんもしってくださっており、会場、会場外でお会いしましょうと声をかけてくださった方がたくさんあり、一番小さなブースですので窮屈ですが、楽しみにしていますので見かけたら声をかけてやってくださいね。

今回、ジャパンクリエーションで、リネンを全面的にPRするのは林与だけかもしれませんが、110年の伝統をベースに新しいながらも確かな提案をし、高級リネンの分野で、世界をリードしていけたらなあと思っています。
2009年10月03日
今日は、組合と商工会議所の繊維部会の合同の研修旅行で愛知県の縫製工場を見学させていただきました。今のシーズン、ウールものがほとんどだったのですが、紳士服らしい背広と呼べるタイプのしっかりしたものを作っておられて、品質で勝負されているというのが伝わってきました。

お店や現場の工程を見せていただいたほかに、昭和16年生まれの社長が、昭和59から取り込んでこられた取り組みを聞かせていただきました。ものづくりをする林与としましても、同じ問題を抱えていたりするので、うなずける話ばかりでした。

海外や国内の高級な素材を使われているということで、うちの生地も、すでにOEMでの縫製として扱っていただいている可能性は高いのですが、その縫製工場の会員向けにイージーオーダーしている商品向けに林与の生地を使ってもらえるのではないかと思っています。高級な雰囲気のものを扱っておられるので、多くのブランドさまにも定番として使っていただいている林与の本麻の手もみ100番などピッタリではないかと思うのです。

紳士服の世界といえばウールのものが多く、麻関連は、少ないのではないかと思うので、季節的な要因をいわれていたので、そういう要因を減らすようなお手伝いができるのではないかと考えております。

今日はあったかかったので、ブランドのオーダーメイドで昔つくった林与の生地のジャケットを羽織っていきました。麻機屋が麻のものを着ているので、「林与の生地か」と、組合のみなさんに突っ込まれまくりました。普通市販されているクラスの麻にはない、こんにゃく糊加工を施した麻独特の色の深さが印象的だったんだろうと思います。
2009年10月02日
昨日は、夕方から縦糸を手で一本一本つなぐ作業をしに織物を修行中の方が来てくださり、ものづくりのあり方みたいなものを見ていただこうという流れの織り出し前の作業です。ものづくりにこだわるさまを体験していただけるのはほんとうにありがたいことです。夜には、縦つなぎのほうが間に合いませんで、今日から職人さんの手で織が進んでまいりました。

今日は、ハンカチ工場との縫製の打ち合わせに社員二人と一緒に行ってまいりました。ヘムと三巻で、一点ものを一点づつ手を縫製していただけるとの約束をいただいて安心いたしました。通常の機械裁断などでは地目のゆがみなどの問題が通常存在するので、手裁断だけでなく、織りの方でもそれをカバーするような試みで進行する段取りを組みました。

ジャパンクリエーションでのお披露目を行いたいため、後からぎりぎりで上がってくる分は、社内でのプロトタイプ製作となるかと思い。彦根の縫製工場のほうに無理をお願いしまして、技術的な協力等をお願いいたしました。

依頼しておりますハンカチ工場にいたしましても、弊社がいつもお願いしているだけでなく、国内の高級ハンカチ大手の仕事を長年に渡り受けておられたところですので、国産ハンカチ縫製としての一級の品質を謳えると考えております。

あとは時間的な心配があるのですが、一点一点丁寧な仕事をしていただくような打ち合わせがしたかったので、車で半日かけて縫製工場のほうにお願いにあがりました。電話でも十分でしたが、先代がいつもハンカチをお願いしていた方に直接お会いしたい思いもありまして、お邪魔だったかもしれませんがお伺いしました。
2009年10月01日
10月になりました。今日から超細番手アイリッシュリネンリネンハンカチプロジェクトが公式にスタートいたします。当初は、林与の取り組みとして動きだそうとしたのですが、滋賀県の地域資源を活性化するという「しが新事業応援ファンド」事業としても認定を受け、滋賀県の応援を受けながら3年間で、色柄含めまして90種類近くの先染アイリッシュリネンハンカチを作り上げる巨大な事業構想になっています。

イタリアンリネンを使用した無地の白いハンカチが現在生産可能なリネンの中では世界最高峰といわれるいわれておりますが、その品質の高さ、高価さゆえに絶滅した幻のアイリッシュリネン糸を使って先染リネン織物に挑戦し、世界最高峰を語れるようなリネンハンカチのコレクションを林与の織の技術で生み出そうという試みです。

麻織の本場近江においても一番麻織物にこだわりを持ち続け、日本の麻織物の発祥の地である近江湖東産地において日本の麻織を守り続けてきた本流であるからこそ、由来だけでなく技術的にも近江湖東産地は日本の麻織のトップでなければならないと思っております。

「リネン界の世界最高峰」として海外での世界最大規模のテキスタイル展でもPRを行うプロジェクトで、世界中のリネン業界、海外高級ブランドの企画担当なども注目をすることとなります。入手不可能な本物の超細番手ビンテージアイリッシュリネンを使用するということだけでなく、それを先染にし世界に数枚レベルのものを何十種類も作ります。

販売計画は未定ですが、コレクションとして展示会等、また、最後にはメイキングストーリーなども製本化される予定ですので、多くのみなさまにもこのドラマをみていただけるかと思います。私個人としましても、麻織物で常に世界一のものをつくろうとこだわって来た先代が残した糸を布に織り上げることができればと夢を託しています。