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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
つばめダンサーズ
2013年04月18日
才能というものが一番表れるものに絵画の世界があるのでしょうが、私の場合は、書いているうちに絵らしくなっていくくらいで、頭の中に絵が浮かびませんので駄目かもしれません。

ミルツルさんから新作展のご案内状をいただきまして、案内状にあった「つばめダンサーズ」というテキスタイル、かわいいです。弊社の生地をベースに刺繍を載せた生地だということで今度見せてもらえるのが楽しみです。それにはすごく才能を感じたのです。布が人々を幸せな気分にさせるというのはいいですね。手の落書きっぽい味のあるもののほうが面白く思える。

織物も頭に織柄が浮かぶタイプの人というのもあるでしょうし、単に織物というだけでなく洋服にしたときにどのようなイメージになるのかまで瞬時に頭の中で描けるひともあります。デザインというのは、実際にはスタイルの問題なので、どんなデザインが良いというのは美人投票みたいなもので、時代にもよりますし人にもよろうかと思います。

売れる柄を狙うなら柄を組んだりしないほうが良いのです。日本の場合は、まず、シンプルな白無地で風合い勝負、次に、ベージュ、紺、黒などのベーシックカラー。こういう傾向というのは店頭では特に大事。クリエイティブなデザインのものを創造するのがデザイナーの仕事であるように思いますが、商売を考えるとベーシックな柄で攻めるのが王道であることが多いものです。