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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
ゴミゼロ
2010年05月30日
今日は、朝7時半から自治会の外を走る農業道路のごみ拾いを自治会全体で行いました。それほどはたくさんのゴミはなく、30分ほどでゴミ拾いは終わってしまったのですが、集めたゴミを分別するのにはかなり頭を使いました。

燃えるゴミ、燃えないゴミの区別が難しく、短時間でどちらかを判断するのは、その後そのゴミを処理する工程のことを考えるのですが、考えても仕方ないといえば仕方ないことです。判断するのが難しすぎるのです。最後まで片付けるのは仕事並みに一苦労です。

午後からは、会社は休みなので、パープルとブルーのビックチェックとストライプの撮影を行いました。キバタの件で、買われた方が大丈夫かなあと心配をしていたのですが、すでにストールにされてプレゼントされたというお話もメールで伝わってきたりと、ハンドメイドな気持ちや精神というのが大事だなあと感じるところです。

シャトル織機でリネンのチェック柄を織れるところは日本でも数少ないので希少な織物の部類には入ります。普通に販売しているリネンとは違う顔を作り出していただければ、ありがたいなあと思います。私自身も20回くらい生成の生地を洗濯機で洗っては干して目ズレのテストなどをしています。10回も洗うと生成りが段々と自然に漂白されて白くなってきます。

今回はキバタの状態の生成とオフ白の色をご覧いただけたかと思いますが、これが、ベルギーやフランスのフラックス原料を使用した糸の色です。市販のリネンと比べるとしっかりしたダークな生成に思われるかも知れません。林与が通常使うリネンの標準的な生成色です。細番手と呼ばれるる66番手クラスの糸を使用しています。

リネンの生成というのは、耐光堅牢度が弱いので、天日で干すと薄くなっていきます。昔リネンや麻を漂白するのに、水で洗って芝生の上で天日に干してオゾン漂白したということを聞いておりますが、お天気の良い日には、そんな天然の力を十分吸ったリネンストールを作るのも、天の恵みではないかと思います。

水通しのようにして作るのと、洗濯機で洗って作るのでは、出来上がりのボリューム感に違いが出てきます。ハンドメイドストール用キバタの第2弾は、ブルーX生成バージョンとパープルX生成バージョンです。特別な価格ですので、お買いいただける数量のほう限定にはなってしまいますがシャトル織の世界をお楽しみいただければと思います。