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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
インディゴイエロー
2010年09月18日
インディゴというのは、草木染をやっておられる方なら液は紺色ではないということをよく知っておられるかとは思うのですが、酸化させることで紺色に変わるというのは、インディゴマジックだなあとあのグリンイエローに染まった水を見ると感じています。

今の時代、本格的な藍染というのはなかなか難しいのです。インディゴといっても本藍といわれるものと、カラーインディゴと呼ばれる同じ成分を科学的に作り出したタイプがあります。ジーンズなどに使われるのは、その99%がカラーインディゴです。本藍で染めるジーンズなどやろうとすると藍釜一つを駄目にしてしまうと思いますし、リネン糸をインディゴに染めるというのは難しいと、藍染の本物の世界を貫いておられる野洲の森氏も電話でお話したときにはおっしゃっておられました。ジーンズに必要な糸の分量から言っても藍釜一つが駄目になってしまうと思います。

染の勉強をされたい方には、川島スクールがお勧めです。非常に本格的で、料理を作るように淡々と染めの作業を進めて参ります。わずか3日の集中コースでしたが基本的な作業を経験できます。これからの秋の季節、草木染が良い感じの季節になってまいります。秋の静原を散策しながら草木染をするコースも今年も企画されるのではないかと思います。宿泊施設も完備されていますので、全国から本格的な草木染や織物を体験できる貴重な施設だといえます。カリキュラムだけではなく、やる気のある人たちを暖かく迎えてくださる事務局の皆さんもおられますので、子育てを終えられ時間に余裕のできた、60歳くらいの女性の皆さんがたくさん参加されておられました。