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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
夜はちょっと肌寒く
2010年09月24日
早朝にジェトロ主催のヨーロッパバイヤーとの商談会の申し込みを済ませました。午前中には、来年度のファンド事業の説明会が大津のコラボしがでありました。終了後、急いで帰ってきて会社のほうのものづくりを考えます。夜にはひこねの組合の委員会の会議がありました。

夜のミーティングのあと外に出ると冬のような肌寒さを感じました。綿麻の夏物の半袖シャツを着ていたのですが夜は寒かったです。そろそろ衣替ですね。どうすれば、AWものを作れるかに取り組んでいるときですので、体が温かい洋服を求めているこの時期というのは素材感などに敏感になれるときなのです。

今日もバタバタでしたが、その合間に、1988年頃のヨーロッパの雑誌を眺めておりました。そういう雑誌のコンセプト的なものはものづくりに非常に役に立ちます。洋服にしてもほとんどが無地で、布を一枚羽織るだけのようなもので、それがエレガントに見えるのです。服と言うよりも、布の良さをPRするがために服にしているような感じです。

ブランドのデザイナーが、より洗練されたものを作るために、より良い素材を探すというのが基本中の基本であるのを感じる気がします。最近の航空機の雑誌に乗っている洋服などに近い世界ではあるのですが、形やイメージは似ていても、今の合繊チックな世界ではない、1988年頃のほうが良い素材を使っているのでより実感のできる世界だと思います。