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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2022年6月
リネン日記:21
2022年06月02日
火力発電所の石炭灰を人工ゼオライト化して農業で使うようなことが考えられているようだけども、石炭灰には水銀とかカドミウムなどふくまれているものを、わざわざ汚染されていない土壌に巻いて土壌改良になるんだろうかという素朴な問題の部分は無視して、産業廃棄物をどう処理するか、の活用方法が農業分野での活用だったりする。石炭じゃなくて、木炭なんかでも活性炭などに使われたりするけど、それが重金属などを吸着したものは結局、産業廃棄物である。健全な土に石炭灰を巻いて重金属を吸着したとしても産業廃棄物を撒いたような土壌のまま。

石炭灰自身に、水銀やカドミウムとか含まれているのだから、石炭灰を農業をするような土壌にだけはまかないことが大事じゃないかと思うのである。生物実験では貝とかの体内から検出されたりしているから溶け出し生物の体内に残るような効果がある。原子力とか火力発電とかの産業廃棄物は逆に一番ヤバいクラスの者だけども、そういう廃棄物を汚染されていない土壌に撒いてしまうような動きは多い。人体実験的なことになるので、石炭灰の農業活用だけはやめていただきたい。

そういうのを産業廃棄物の有効活用でエコだとか思っているオーガニックの人がいたりするのが本質が見えておらず怖いのである。自然じゃないことをやってどこがエコなんだろうと思う、しかも産業廃棄物を汚染されていない土壌に重金属の含まれている可能性の高い産業廃棄物を撒くようなレベル。土壌が水銀やカドミウム汚染されている場合、植物の中には水銀とか含有されるから、ほんと気を付けたほうが良い。それが口に入る危険性は考えないのだろうか。農地に石炭灰を撒くようなことは、農業をしている人の労働環境に対してもよくないのである。そして、その水銀やカドミウムが地下水に溶けだしたりして水を汚染する。なぜそのようなリスクのあることをしてエコとか土壌改良とかいうんだろうね?最近オーガニック関係の一部の人って、逆に不自然農法推進しすぎでずれすぎてないか?リサイクルポリエステル使ってオーガニックを謳うとか、昔ながらの天然繊維のまともな感覚もなくなってしまってるような人たちがオーガニックは難しいんじゃないか。リサイクル繊維はリサイクル繊維でオーガニックとは別概念なのに、オーガニックを謳いたいとか消費者騙しやってアウトの世界なんだけどそれがアウトとか分からないのが、オーガニックやってる人がビジネスライクなだけに成り下がって偉そうにオーガニックは一番駄目だよ。アサリの産地偽装に近く、正直なこと離せばよいのに理想だけが再生ポリエステル混ぜてオーガニック謳いたいもなんだろ、どこまでが本当なのか。エシカルなことが面倒だという人が10年以上もオーガニックやってきたとか笑えるねえ。一番駄目なオーガニックの意識もない自分のやってることも分かってないおっさんやん。ミイラ取りがミイラではあかんよ。化学肥料どころか、産業廃棄物撒くようなオーガニックじゃあ地球環境汚染が広がるよ。

石炭灰なんて産業廃棄物を農地に撒いてエコとか言い出したら、もう遺伝子組み換えコットンどころの騒ぎじゃないと思うんだけど、ダブルスタンダードすぎないか?自分たちが重金属を含んだりする産業廃棄物を農地にまくことは土壌改良でエコだと言い、水消費が少ない、農薬も少ない、収穫高の増えるBTコットンは巨悪という、両方とも非自然的すぎて自然破壊的でどっちもどっちでオーガニックじゃなく駄目だよ。オーガニックが変な進化を考えるときにモサントっぽい流れと被る。

2011年のオーガニックコットンの生産量はもちろん半減とか3分の1とかになるほどに下がっていなければならないけど、来年あたりに出てくる2010/2011年のオーガニックコットンの世界生産量また増えているんじゃないかい?そうだとすると国産謳って認証して消費者騙しで生産量の100倍流通させてた熊本のアサリと同じ体質ということになる。どうなるやら。