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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2010年07月10日
布の相談を受けさせていただき販売させていただいた方から、届いた布が刺激がほとんど無いということで喜んでいただけました。「林与」の布が、アレルギー体質の方のすべての問題をクリアできるような魔法の布であるとは考えてはおりませんが、それに近いものであらねばならないと思います。

ぜんそく、アレルギー、アトピー、化学物質過敏症という問題で悩まれている方というのは多いと感じます。ここ1ヶ月の間に4人の方から相談を受けました。この1年では、15人くらいの方が私にそのような話をされリネンに解決を探されています。多くの方にとって、より刺激の少ない布を探されているのを感じます。赤ちゃんや乳幼児向けの商品にリネンを考えられているケースも多いです。

林与自身、小麦による運動誘発性アナフィラキシーという1万人に一人くらいの体質ですので、アレルゲンの存在というのは無視できないものと実感しています。自分自身のお作りした布が少しでもお役に立てればという思いはありますが、天然の小麦ですらもが生命を脅かす結果になるので、不思議かもしれませんが、私自身は、天然のものであるから万全ということはありえないという結論にも達しております。きれいな地下水は大丈夫でも、川の水を飲んでいただくと問題があるのと同じです。自然の中に潜む混じり物をどれだけ省き人に優しくするかも重要な要素で、素朴な技術では駄目で、世界トップクラスのフラックス原料製造技術や紡績技術に頼るしかないと思うところです。(リネンといえども、良い薬剤や良い中和技術が無ければ薬剤の残留の心配が残ります。)

生成のキバタなどは、精錬がしてあってもリネンっぽい匂いなど少ししますので、ナチュラルなものが人に優しいかというと一概には言えません。リネンをドリューするのは、土の中で放置するような工程ですので土臭いような匂いがするのです。生成といえども、いろいろなタイプのものがあります。より、自然に近い臭いのキツイ状態のものから、精錬して不純物を取り除いて色もきれいになってるもの、軽く漂白を掛けて色を明るく調整してあるものさまざまです。

リネンの紡績が新興国の産業となる今、その安全性の基準は各紡績会社が持っていると考えますが、実際には紡績技術と、商品の確かさや安全性は正比例すると思うところです。生成の色の安定性、オフ白の色の安定性をみれば、その紡績会社の原材料へのこだわりが見て取れますし、織ってみて、色以外の糸の品質に関する答えが見えてきます。

定番の生成やオフ白に関しましては、一貫した原糸の糸の安全性かつ安定性の追求並びに薬品などをなるべく使わない製織方法にこだわり、何十年も実績のある加工方法に絞っておりますので、リネン生地との相性にお困りのかたの一つの解決の可能性として、「林与」のリネンや本麻を試していただく価値はあるかと思います。
2010年07月09日
昨日、今日とヨーロピアンブランドさまのスワッチ送付の手配を行っておりました。A4サイズの生地を詳細を書いたパターンに貼ってお送りするのですが、先日も書きましたが、4ブランドさまとも、共通な感じのセレクトをされていました。

林与の取り組みというのをご存知はないと思うのですが、この2年あまりに自分自身がリネンプロジェクトとして取り組んできたリネン素材にセレクトが集中していました。ほんの10分程度の限られた時間で、語らずしても布を触るだけで布から感じ取ってもらって抜き出していただけたことには、林与自身は、自分のやってきたことに対する答えがそこにあるのではないかと思います。

この傾向は、他の展示会以上に強い傾向でベーシックな表情のものの中に価値観を見出そうとした部分が、ヨーロッパの高級ブランド市場においては、より評価される傾向にあるのではないかと感じます。日本の本麻のものも全体からすると数は少ないですが、スワッチサンプル依頼がありました。各ブランドさんにお尋ねしたのは、それぞれのブランドさんで、リネン以外に、ラミーはお使いになられますかという質問をいたしました。どのブランドさまも、ラミーもよく使っているというお答えがありました。
2010年07月08日
今日は、朝一番でお客様がお越しになられました。今でも昔のようなスタイルを継承されている問屋さんで、そういうスタイルで今の時代に残られ、日本でも限られた良いものの世界に残っておられるのは、お話を聞いていてもその方自身の仕事に対する姿勢が大きいかと思います。

林与みたいな、ものづくりのスタイルが日本に残っていることを大事に思ってくださっているので、それを店頭までしっかりと伝えようとしてくださっております。海外製の生地が、本場の生地であるかのように流通してしまっている今の時代ですので、確かなものづくりというのは大事だなあと思います。

昨日は、糸商さんが見えられ話をしていたのですが、織物のことだけでなく、織物の安全性に注目される消費者の方が多くなっていることをお話しました。リネンというのは農作物的な要素が大きいながらも、それを高品位なものにしようとするとどうしても、科学的な処理が伴います。私自身が、厳密な話、高品位なアパレルの生成の色というのは、精錬がほどこされ本来の生成の色ではないと考えるのもそのあたりです。

リネンのオフ白には、いろいろな白度がありますが、その白度というものが糸の原料の質までをも物語るのだなあと感じることがあります。白でも、非常に白度の高いシリーズとそれ以外の通常のオフ白なシリーズとでは、晒工程で使用される薬品が異なる話にいたりました。

このような漂白方法に関しても誤認されることがしばしばで、私自身はリネン糸と触れる機会が多く、白度の違いにも敏感ですので、その白さを見ると通常でない白さというものを評価することができるのですが、それをご存じないケースでは、一般的なリネン糸の漂白である過酸化水素で漂白したオフ白なものを特別な高価なものとして販売されるケースが増えているのには疑問を感じるところです。
2010年07月07日
今日は七夕で、織姫のお話なんですよね。

そんな七夕に、ジャガードの織機を直しておりました。私でも、ジャガードを分解して再組み立てする作業は勇気が要ります。小さな部品が組み合わさって、何十キロもの鉄の塊ができているのです。その一つ一つすらもが微妙な調整で成り立っており、小さな穴が開いているかいないかで、縦糸が上がり下がりするのです。

今、織っているのはジャガードのリバーシブルな二重織りです。通常の二重織はドビーでもできるので、わざわざ、ジャガード織機で織る理由というのはないかと思います。でも、ジャガードで織ったものはやっぱり違うんですよね。

仕組みは何分か考えると理解できるのですが、ばねのような部品が組み合わさって縦の動きを横の動きに変え、またその動きを縦の動きに変えることで糸が引っ張り上げられます。林与にある紋紙を使ったジャガードというのは、柄の組み換えをするのが簡単ではありませんので、今の時代というのは電子ジャガードと呼ばれる、電磁石で糸が上がり下がりするタイプが主流です。一応、七夕なので、短冊に電子ジャガードとでも書いておきましょう。
2010年07月06日
今日は、午前中、県立大学にまいりまして、アイリッシュリネンの調査報告をいただきました。一番、最後まで残ったとされるハードマンズ社サイオンミルですらもが、何十年も昔に廃墟となってしまってる事実は日本では語られることはなく、アイリッシュリネンが一人歩きしているのです。

実際に、現地でリネン産業のことを調査しても、現地の人ですらそのことを知らないというほど昔のことになってしまっています。北アイルランドに紡績産業が栄えたというのは事実なのですが、そのことすらもが、遠い昔の話になって、博物館でしか見ることのできないような失われた遠い過去の出来事になってしまっています。

ここ十数年の間に取り扱われたアイリッシュリネン糸というものがどこから出てきたものなのかは業界の人間なら簡単に推測できるところですが、’アイリッシュリネン’を作っているとされているアジアの紡績メーカーの方ですら、自分たちのつくっているものがアイリッシュリネンと日本で呼ばれていることを狐につままれたように驚いて聞いているのが実際のところです。

この10年あまりの低価格化したリネンブームの中で日本の中で’アイリッシュリネン’という虚構が一人歩きしてしまっていたというのは、昔からの麻業界のものなら誰もが知っているところではないでしょうか。
2010年07月05日
今日は、正午過ぎに出発して3時頃に大阪の帝国ホテルに到着いたしました。初めての商談会に参加ということで、どんな感じなのだろうかと思っておりましたら、通常の展示会よりも、必要なものはすべてが準備されている感じでした。飾り付けを重視するでなく、ものを見てもらうための機会そのものです。

秋冬の展示会ということで、黒系のカラーリングが目立っておりましたが、弊社は、麻を見ていただきたいということで、150点のうち1点以外はすべてリネンや麻、麻複合を並べました。秋冬の提案としては弱かったと思いますが、まだ、来春ものを探しておられるということで、各社とも10点ほどサンプル請求をくださいました。

当初の思いでは、デリバリーや価格など生産が確実なものをということでしたので、複雑な手の込んだものは、なるべく避けたのが少し失敗でした。見ていただくだけでもよいなら林与の味を出したもっと手の込んだものを並べるべきでした。セレクトいただいたのは、やはり、今まだ、市場に無いような類のものがほとんどで、ファンド事業のリネンハンカチプロジェクトのベース素材を、服地用に開発したものも3社からのピックアップがありました。なんとなくオフの無地で薄いだけの素材にしかみえないと思いますが、それを各社ほんの10分ほどの間に4社のうち3社が林与の150点のサンプル請求くださるというのは、私がリネンを見る目と同じ共通な目だと思います。

ジャパンクリエーションやインターテキスタイルなどでも、布の状態のビンテージアイリッシュリネンに目を向けてくださる方というのは、一日に数名の世界ですが、今日の4社様というのは、サンプルを5分ほどで自由に流してみていただいたのですが、4社様とも確実にそれを触った時点で止まっておられました。他にも共通してセレクトいただいた素材の傾向などは、どのブランドさまも共通している感じで、ヨーロッパのブランドさまが求められるテイストというものが林与の今の取り組みと重なっていることに安心しました。リネンの本場、ヨーロッパのブランドさまの「林与」のリネンを直接ご提案した第一歩です。

林与は、リネンをヨーロッパに提案させていただきたいだけでなく、日本の本麻の世界もヨーロッパブランドの方に見ていただきたいなあと、本麻の手もみものも多く並べました。ラミーというのはヨーロッパではよく使われるのかどうかということも通訳の方を通じてたずねたのですが、トップブランドでもラミーをよく使うというお答えをいただき安心しました。一つのブランドさまは日本の本麻にも興味を持ってセレクトくださいました。
2010年07月04日
今日は、アメリカの独立記念日で、花火を思い出すのが毎年のことなのですが、今日だけは明日の商談会に向けて、サンプルハンガーなどの確認作業とスワッチ見本などの準備に追われていました。

あんまり、複雑なものは、林与の特色でありながらも再生産が難しいのでそういったものは商談会に持ち込むハンガーからは除外しました。林与が一般的な展示会でお見せするハンガーの中には特殊なものが時々含まれていて、あるときに集中して力を注いだものなどは糸の背景からして今はもうできないというその時代の流行を象徴するようなものも含まれています。

昔の物づくりというのはある糸を信じ込んでそれを新商品に取り入れるということを当たり前に行っておりました。今の時代は、なるべく特殊な糸には手を出さないことにしています。一年掛かって見本ができても次の年には糸はもう手に入らないということすらありえるのです。糸メーカーも糸商さんも、昔のように新商品に手を出すことが少なくなってきました。簡単に当たり前に流れるものを流すというのが今の時代の主流です。
2010年07月02日
今日は、朝から東京のデザイナーの方が弊社にお越しくださいました。昨年のジャパンクリエーションでコラボさせていただいてから、現実の企画の話に発展しています。若手デザイナーの世界で積極的に動かれている方で、その行動力に関しては、弊社も注目をさせていただいているところです。

林与とそのデザイナーさんとの取り組みという範囲のものではなく、国家を挙げて動いているコラボプロジェクトの延長にある発展のステージなので、それが実際に日本のテキスタイル業界の次世代につながる新しい形になっていけばよいと考えております。

ジャパンクリエーションでのデザイナーコラボにおいても、SS、AW、SSと、3回連続でのコラボをさせていただき、恵まれすぎているなあと実感しており、日本のテキスタイルの祭典を飾るボディというのは、夏の花火のような儚さはあるかとは思うのですが、デザイナーさんと一緒に、そこに、素材の魅力というものを詰め込み来場いただいた皆様の思い出に残ればありがたいなあと思っています。

日本のテキスタイルの祭典を飾るようなコラボいただいたデザイナーの皆様にお作りいただいた作品というのが、林与には、いくつもあるというのがもったいない気持ちです。作品が、力を注いでいただいたデザイナーさんの手元に残るのではなく、素材を提供したものの手に残るというのは、本当に特別な配慮だなあと感じます。
2010年06月30日
今日は彦根の組合で午前中面接を行いました。その後、法務局に行き、組合の定款の変更の届出を完了いたしました。組合の定款というのは、組合で勝手に変更できるような類のものではなく、県知事の変更許可を得ての変更ということで、許可を得た時点でほとんどの作業が終わっていますので、法務局での届出自体はそれほど難しいものではありません。

この作業を通じて感じたのが、地場産業の組合というのは県の機関の一部であるという印象です。県知事の認可を得て成り立つものでありますので、それが存在することにより、滋賀県を特色づける結果になるのだなあと思います。

帰ってから、7月5日のジェトロのヨーロッパ輸出商談会の資料作成に取り掛かりました。年間に4回の大きな展示会に出展させていただいておりますので、ハンガーなどは特別に用意する必要などはないのですが、カタログやプライスリストなどを完備しないといけないということで、数日というのがあっという間に時間が経ってしまいます。

商談会とありますが、林与の目的は、ヨーロッパブランドのバイヤーの方に、日本で作る麻の世界を見ていただくということです。ヨーロッパのアパレルリネン世界というとイタリアのウィーバーが有名です。イタリアのウィーバーにしても、常に新しいものをバラバラと生み出し続けているのではなく、培われた技術の上に色柄を展開して、一つの機屋が自社特有のコレクションを形成するのです。機屋のなかにテキスタイルをデザインする力があるというのが大きなポイントです。

ヨーロッパのトップブランドのバイヤーの方に、日本のテキスタイルを見ていただく機会ですので、商談以外の日本の織物文化を伝えるような商品もご覧いただいたほうが良いのではないかと考えております。値段や売り買いの世界ではない、日本の伝統に培われたものづくりの世界というのを理解いただかないことには、イタリアを主としたヨーロッパで作られるアパレルリネン以上に高価になりがちな、日本の本場の麻織物の世界に価値を見出してもらうことは難しいと考えます。

展示会や商談会を商談の場と考えないのが、林与のスタイルです。世界の麻織物文化を担う一端として、損得ではない価値観の世界、ものづくりの世界をご覧いただくことに意味があるのではないかと考えています。
2010年06月29日
今日は、繊維組合の定款変更などの登記処理で午前中は法務局に事務員の方と行き、昼過ぎまで、事務局でその書類作製に取り掛かっておりました。最近は、書類が多すぎて逆に本質がだんだんとなくなっています。他国と比べると日本のそこが弱いところで、ものどごとを、決断できる人、すなわち責任を被れる人がほんと少なくなりました。

今日は、リネンの超細番手の高密度を吟味しました。誰が判断できるというのではなく、私自身の判断が一番大事なのです。自分にとって満足できるものなのか、それとも、まだまだなのか。

リネン66番手クラスと比べると同じ目付けでも愕然とした差異があります。かなり、昔の世界に近づいた感はあるのですが、ここ2年ほど超細番手に取り組んできただけの意味がなければならないと考えます。

出来上がった生地をみていますと、リネン独特の光沢が見られます。皺っぽくても光沢があるのです。リネンというよりもシルクの世界です。密度を上げれば上げるほどソフトに感じる世界があったりするものです。超細番手を極めたアイリッシュリネンの織りの世界に近づいた瞬間です。綿でも同じですが、細い糸を高密度に織るとシルクの世界に到達します。
2010年06月27日
今日は朝の6時過ぎに愛知川の河原の堤防の草刈がありました。小さなエンジンの付いた草刈機をみんなが持参で、草を刈ってしまうと芝を刈った後のゴルフ場のような感じですが、刈る前は、前人未到の山の中そのものの感じです。

総勢20名ほどで、約300Mほどを3時間ほど掛けて刈り終わりました。その後、公園に行きましたが、他の区の方がすでに公園のほうの草刈とその始末はしておいてくださいました。これは、決して私の地域が怠けているわけではなく、私の区の世帯数は半分くらいなので、同じ面積をやろうとすると2倍ほど大変なのです。

草を刈っていて思ったのが、草というのは強いなあということです。人間が手を入れなければ、1年で自然に戻してしまうような力を持っているのです。草を刈るのも、人間が手で刈っていては、自然には負けてしまいます。草刈機で刈っても大変なのです。

地球温暖化といいますが、CO2を自然に循環させることを考えるべきだと思います。昔だったら刈った草を干して焼いたりしたものですが、化石燃料や原子力発電以前のカーボンオフセットな行為自体否定してしまうようでは、自然の人間の生活が成り立たず、本末転倒なことをどんどん推し進めていては地球は危ないです。
2010年06月26日
今日は、職人さんと打ち合わせして、どうやって高密度に織るかを検討いたしました。私の考えと職人さんの考えがほぼ一致しており、織機の調整のプラスマイナスの要素を考え、どこまでのことができるのかという点を話し合います。

林与の場合でも手作りの世界でよければ、良いものを2Mとか少しだけ作ることは可能なのですが、本番の何百メートルというケースを想定すると、限界すれすれのところでの生産というのは、他の問題を伴いよい反物には仕上がらないのです。

2010年06月25日
今日は、午前中組合のほうで面接がありました。午後からは、書類などの処理をしまして、会社に戻ってから、柄出しの確認をしたり、ジャガード織機の調整、ストールなどの加工、トップの織物の企画の確認など、確認作業に終われておりました。

私の目を通らずに流れる生産工程というのがほとんどありませんので、その辺りが、自分でものを手がけているという実感そのものなのですが、ほんとたくさんのことに追われていって今日もバタバタです。

今日、今年のマス見本から起こした、マドラス柄のストールが織りあがってきています。新作ストールの発表です。白いTシャツに良く合いますよ。生成やビッグチェックなどのベーシックな世界以外に、こんな華やかなリネンの世界があることを林与のリネンストールで楽しんでいただけることと思います。今回もキバタでの販売ですので、ご家庭で洗って作り上げてくださいね。

明日、日曜日にアップしますね。あと、お客様からのリクエストのありました林与がHPの看板に使っているパープルギンガムの布のほうも織りあがりました。こちらは、ナチュラルな仕上げです。こちらも、日曜日のアップを目標ですので、よろしかったらチェックしてくださいね。
2010年06月23日
今日は、東京からリネン教室の先生である上島佳代子さんと出版社の方が3人で、おみえになられました。携帯電話の電池が寿命で連絡がとりにくくなってましてバタバタです。リネンの生地を多く取り扱っているということでリネン生地を作っている現場などを見学に来てくださったのでした。

フランスなどのリネン織物工場なども見てこられたときのお話や、かばんをおつくりになられたアンティークのしっかりとした厚手のバスク織りの生地などを見せていただいて、リネンを大事にしておられるのが伝わってきました。ハウスリネンや雑貨系のリネンの世界というもの世界各国でいろいろと特色があり、織物というのは、各国の文化の象徴だと思います。どこの国でも特色のある織物があるのです。

工場見学では、シャトル織機が動く様子や、シャトルや、シャトルの管など、糸を機械でつなぐところ、糸を手でつなぐところ、整経するところ、かせをチーズアップするところ、ジャガードの部屋や、いろいろと興味をもってくださいまして、布つくりがどんな感じなのかをご覧いただけたかと思います。説明している自分でも、織物を作るのってほんと手間が掛かるなあと実感しました。

この秋にリネンの本を出版されるご予定で、今回の工場見学の様子などは、本の中でご紹介いただけるかもしれません。
2010年06月22日
今日は、JETRO主催の、大阪帝国ホテルでの欧州向けテキスタイル輸出展示商談会に出展できることが決定いたしました。締め切りぎりぎりに滑り込ませていただいたので、難しいかなあと感じておりました。コラボしがのみなさんから情報をいただきまして応援もいただき、国が力を入れて日本の織物をプロモートしようとする企画に参加させていただくチャンスをいただきました。

イヴ・サンローラン様、 グッチ様、ジル・サンダー様、ジバンシー様などがバイヤーとして予定されている商談会で、ヨーロッパのブランドの目に、日本のリネンテキスタイルがどのようにとまるのかという気持ちがあります。たぶん、季節的な要因もあって、出展者の中で、リネンを全面に打ち出すのは林与だけだと思いますが、そんな展示があってもよいかとおもいます。インターテキスタイル上海は、AW展としての色が濃いながらも、林与がリネンの世界で展示を行い、多くの方の興味を引きました。

林与はこの一年の間で、5度目の大きな展示会になります。近い将来には、ヨーロッパでの国際展示会などを視野に入れております林与としましては、世界的な高級ブランドさまがどのようなリネンを求められているのか、また、林与のリネンの世界がヨーロッパで通用するのかをみる絶好の機会です。ヨーロッパでのアパレルリネン事情に関してもトップブランドの皆様から直接お聞きできる特別な機会ではないかと考えております。

午後からは選挙の生地の件で、組合のお仲間である彦根の資材屋さんをお尋ねしました。イメージしていた生地が見つかりましたので一安心です。しわになりにくく、丈夫そうで、切るだけであまりほつれないようなもの、結論はニットのポリエステルの素材です。サンプルをお送りして先日のお客様に使われるかどうかはお任せですが、こちらの資材屋さんをご紹介することができそうです。
2010年06月21日
今日は、午前中、生地のカラーを調整できないかという依頼で染工場に行きまして、染工場の代表の方お二人に相談に乗っていただきました。たまたま、そこに加工工場のほうからも染に関しての担当の方がお見えで役者は揃った感じで、やってみましょうという感じで動き始めています。

午後から、刺繍工場に伺いました。刺繍工場に伺ったのは初めてなのですが、単に仕事を依頼するのではなく、いろいろと刺繍に関しての知識を教えていただき、こちらの依頼に対してベストで応えてくださるような代表の方の対応には、非常に感激いたしました。別案件でのハンカチに関する刺繍だったのですが、私自身のハンカチのプロジェクトにも大きく貢献する出会いです。

そのあと、選挙の開票場でお使いになられるという生地に関してお客様がお越しになられました。選挙が迫っているのだなあと思います。資材系の生地ということで、皺になりにくい、ポリエステルなどが良いのではないかと麻生地屋ではありながらも、市販生地っぽいものをお奨めして、縫製資材関係のみなさまのお力を借りてみようかと考えております。

うーん、会社の中では、リネン100番の厚地の織物の初トライアルです。織れないと言う大きな壁にぶつかります。でも、そこが良いのです。簡単なら誰でもできるので特殊な商品に関しましては乗り越えなければならない壁というものは高ければ高いほど良かったりいたします。
2010年06月19日
今日は、申し込みの処理などをいたしました。土曜日なので外の世界は止まりがちですが、大手のアパレルさんというのは今日も動いておられ、確認事項などありましてお電話をかけると繋がるだけで救われた気分です。

午前中にバタバタと申し込み書類を作って、午後からは別件の書類作製に取り掛かっておりました。同時にものづくりのほうも進んでおり、私自身が一番出来上がるのを楽しみにしています。綿糸のサンプル代金を海外送金した旨を知らせるファックスを香港に送るとかもやってみましたが、FAXがうまく送れたのかどうかというのはわかりませんので、香港ならたぶん言葉が通じると思い電話を入れてみますが、香港は土曜日は休みみたいです。
2010年06月18日
今日は、午後から自治会の企業懇談会があって行政、企業が集まられました。町長さんとは麻織物をしていることなどをお話しすると周辺市町村と合同で企画されています地場産業振興に関する助成金があることなどをお話くださいました。今までの箱物ではなく、民間が提案したものを採択しようとする民間提案型のタイプが今は主流になってきているようです。ものをつくるという一番大事な部分に力を注げるような形でなければと思います。

リネンの細番手の新企画の織りに取り掛かり始めています。数キロだけ作っていただいた非常に貴重なサンプル糸ですので、テストと言えども失敗が許されないのが厳しいところです。そのために、テストのためのテストを昨日今日と掛けて行いました。この一連のプロジェクトでは、すでに2ヶ月ほどに渡って5回の試織を行っております。どれもが満足できない結果に終わっているのですが、それを経験できたことこそが、成果以上の意味だったりするのです。ものづくりってそんなものですが、結果だけをみて、そこの部分を評価できる人が少ないのも事実です。

ある糸のトライアルにおいても織れることは織れたのですが、別のすごく大きな問題をその糸は抱えていることに気が付きました。それは、自分自身が最終的なところまで試してみたから分かったことで、糸の根本的な問題に気が付いたということです。
2010年06月16日
今日は反物が上がってまいりましたので、夕方以降は、出荷のほうに追われていました。お昼には、縫製の関係で近くの縫製工場のミシンを借りに行きました。思ったような縫製ができなくて、別の方法を考えないといけないと思います。

今日は、おじさんが来て下さいました。林与の第四工場といっても、小さな小幅の工場を見てくださっているおじさんです。今の時代と言うのはシャトル織機と言うのは本当に動かすのが難しい時代です。技術的なことだけでなく、音の問題もあります。

お客様が工場見学にお越しになられますが、シャトル織機が動いているのを見られるとその音の大きさに驚かれるかと思います。昔の織機が元気に動く様子というのは、ほんとうに希少な限りです。そういうところに惹かれて、いろいろな方が、特別の思いをもってくださっております。

今日は、合繊関係の大手さんからも、お願いいたしましたリネン糸の件で丁寧にご連絡いただきまして、明日から見本つくりに着手できるのではないかと思います。林与自身も未知のリネンプロジェクトなので、どんな結果がでるかは分かりませんが、自分自身の決意以上に他のご協力をいただいている責任を感じると同時に、日本にそういう世界が残っているのだなあと日本のものづくりの良さを感じます。
2010年06月15日
今日は、糊付のために加工出しをいたしました。麻100%の糸ですが、毛羽があるので、それを抑えるための糊付けです。糊加工でもいろいろな種類の糊があり、それぞれに特性があることをお話の中で今までの知識以上のことを知りました。そこに、自分のもっている知識と掛け合わせて、より、リネンとしてナチュラルな風合いを求めることが可能になるのではないかと考えます。

本麻にしても、昔の本麻というのは、本当にきれいなものです。シルクのような光沢感が売りで、今のマットな感じのラミーとは比較になりません。昔の本麻というのは、加工工場でもつるつる滑って扱いが大変だったそうです。本来、そういう世界が日本の麻の世界であって、今の時代にそんな本麻をみることは不可能に近いです。

そんな本麻を見かけられてこれがほしいと言われる方はその道のプロで、麻関連の和装業界の中でも、そんな何十年も昔の良いものを扱った記憶をお持ちの方というのはごくわずかだと思います。

日本の織物が使用した糸の材料が良かっただけでなく、紡績技術、染色の技術、織物の技術、加工の技術と、すべてが揃っていた時代がありました。今、麻生地をつくろうとしても、すべてを調和するのは本当に難しいのです。

このことは、各企業努力というレベルの問題ではありません。基本となる部分を海外に持っていかれてしまっては駄目なのです。高級なものだけが日本に残ると言うのは幻想で、高級なものと言うのは通常の生産基盤があって、その余力を使って作る側も無駄を覚悟で生産するものなのです。安いものは海外で高いものは国内でと考えられる方には、なかなか理解が難しいと思います。結局は、産業を支えるためには、人の生活を支える力がなければならないのですから…。モノだけ見ていては駄目です。
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