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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
業界の壁無く
2017年10月15日
私が思うのが、私の周りで新しいことを出来る方が3人いてくださって、その方々というのは、織機や装置から自分で考案してつくる力を持っておられ、一日中仕事みたいに動いておられる。みんな70歳を超えておられて実力主義の中で生きておられる方々、一人は2年前に引退された機屋さんで、最後一人で綺麗に片付けて終わられ、もう一人は大手の家電メーカーの開発の方で織機をリストアされることを楽しみに貢献されそれも今難しくなりつつあるということ。もう一人が蒸器を手伝ってもらった大手で開発をされている方、その3方というのは人としての奥行きの深さが半端ない。なかなか出会えない方々。

業界を引っ張ってゆくような力をもたれていて人間としての余力が半端じゃない。そういういろんな人の問題を解決できるような方々の次があるのかというとこれからそういう甲斐性のある方があるのかというと難しいかもと思う。私もいろんな相談を受けるけどもなかなかできていないことで手一杯になってしまって自分の普通のことでもできないことが多いから。

私自身、いろんなことに追われていながらも、ものごとを前に進めてゆこうと気力があるのが救いだろうと思う。ものごとをどんどんと前に進めてゆける人って、私的には気持ちのよいタイプであり、私自身もそうありたいと思う。こんなことやりたいと夢をもっているひとでも自分が前に進めないで、実際にやってみて結果悪くてもやらないで夢のままよりはましだろうし、今のタイミング、実際やってみると現実と直面することが多いもの。

手の込んだすごいことをやろうとしても、その毎回の作業が忍耐だったりして、頭で考えるのと実際に自分で実行すると夢から覚めることも多い。何か手に入れたいものがあって、夢見ているときが一番幸せで、手に入れたら最初だけで使いもしないことも多い。自分が動かないといけない部分が伴わないと最終のゴールにはたどり着かないのだろうと思う。他の人に私がするアドバイスは、自分の出来る範囲でとりあえず前向きに動いてみること。他の人に動いてもらうのではなくて、自分が一番動くということが大事で、自分の手や体使って経験してみること。いろんなことが見えてくる。