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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
広幅絣織物
2018年01月30日
広幅絣織物の試織ために機材を考え、改良中。昔の近江上布のときの機材一式はほぼ残っているものの、広幅にするためと、また、自分ひとりでも全工程の作業をこなせるようにと、林与のシャトル織機を活用するということとの組み合わせを考えると、昔の機材では難しい。捺染台、捺染枠、蒸し器、型紙など、広幅に対応させるために独自に新しく作り上げる。

魅せるだけの作品つくりなら途中のことにこだわらなくても良いのだが、生地となったときに品質面でも、今の手捺染と同じ程度の堅牢度や再現性を持ちたいので一定レベルの品質はクリアできる工程を構築しないといけない。展示会などで魅せるだけの色がついていればよいだけのレベルと実際に長い間使ってもらうことを想定した商品レベルとでは、まったく完成度が異なる。

林与は、50年以上前は織物工場というだけでなく捺染工場、染色工場という側面も持っていたが、私自身は、昨年からまだ、1ヶ月ほどの捺染経験でしかない。