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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
タータン3日目
2020年12月14日
今日は、タータン3日目で、大きな柄を建てて整経。ドラムに巻くと大きな柄だなあと思う。アシメントリーな使い方をされたいということで、無地っぽい部分と柄っぽい部分の使い分けなどを想定されている。

チェックの大きな柄をリネンでつくるというのは本当に珍しいケースなので、織りあげて生地の状態で見るとインパクトあるだろうと思う。大柄というのは糸を分割して立てるだけで、結構、頭も体力も使う仕事である。整経をする人がどんどんと減ってゆくのもよくわかる話で、林与も自社内で整経ができることは大きなメリットである。複雑な整経でも自分がやろうと思えばなんとかできるので、そういうのが普通はできないをできるに変える要素となる。自分の会社の中でも誰かができるじゃなく、自分ができるというのがやはり、強みそのものだろうと思う。ややっこしい整経を一発勝負で成功させることは、なかなか難しい話であって、頭に思った作業ができるということが頭に思った織物が作れる話につながる。

糸量の計算や、糸を割るカウントの計算などはエクセルで簡単に計算できるが計算機でやったりすると、結構大変だろうなあと思う。白黒で作業するじゃなく、色糸に応じて、背景色をその色にしたりして、間違いにくいように、表を作ったりすることも大事。

今夜は冷え込むということで、丹波篠山は深夜雪の予報だそうで、少し早めに切り上げて帰路についていただく。織物の糸をカウントで割る準備作業、そういうのが実際に織ったりとか整経するよりも時間のかかる仕事。

週末から月曜に掛けての3日の作業ご苦労様でした。