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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
アイデア
2010年07月27日
今日は、午後から県立大学のゼミが組合の縫製工場さんの見学に起こしになられました。朝から織機のほうの調整をしていたので時間ぎりぎりにしか行けずにいたのですが、県立大学の学生さんたちというのは本当にまじめだなあと感じました。

夏で暑いので、学生なんで、県立大学と琵琶湖って近いので琵琶湖にでも遊びに行っているのかと思っていましたが、皆さん、シンポジウムのテーマらしく、「美しく、健康に」な感じです。。デッサンされた絵をみても、素敵だなあと思うものが多いので、それをどう形に変えていくかというステップを手伝うのが企業の役目だろうなあと思いました。

林与がものを作るときも、実際にやってみないとだめだなあと常に思います。頭では何とでも織物を設計できるのですが、それをするときにどれだけの時間と人材、設備とお金が必要なのかとか、さまざまなリスクも含めてどれだけあるのか理解することが大事な部分だと思います。

アイデアはあってもそれを実現しようとするときに世の中にないものというのはそれなりに理由があって今まで出てきていないことが多いのです。それに気がついているかいないかで同じ失敗を繰り返す繰り返さない、また、前に進める進めないが決まってくると思います。アイデアが浮かんだときや問題にぶつかったときに、すぐにそれが技術的に可なのか不可なのかとそのアイデア(デザイン)の価値を現実的に判定する作業に取り掛かるのは一番大事なことだと考えます。