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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
日本の繊維業界にありがちな階級制度的な感覚
2023年11月26日
日本の繊維業界のサステイナブルを考えてゆくときに、日本の繊維業界にありがちな階級制度的な感覚をまず消さないと無理なのだけども、階級社会構造の中に居られる経営者や社員の方だと、うちのやりかたはこうなんでとまさに、階級社会構造で一方的な契約ばかりが普通。エージェントが絡むと余計に一方性が加速するというのが繊維業界の特徴の一つで、海外の展示会でもエージェントの方にモノづくりとはブランドが買うか買わないカモ分からない話なのに、一方的に作る約束を強いるのはそれがまさに階級社会主義的。発注する側が都合よく利用したいだけなのかという問題がサステイナブルの問題で、問題があったらどうするのかというところすらもが議論もない。

ものづくりに問題はありがちなのが分かっていないと、新しいものも作っていくことも難しいのが当り前。都合よく最高の物を手に入れたいみたいなのはそれが本当に無理なのが何十時間とか何百時間を使う世界がうらにはあって、1mいくらとかが必死な世界というのが、寝る時間も普通の半分に追いやるようなことでは駄目ではないのかなあと、日本の繊維業界のモノづくりの調整的なことも、世界的な問題の縮図的なのが実は、日本のグローバル的なサラリーマンの世界を外の世界の犠牲で成り立ってにるのが日本の大手のものづくりにありがち。

先日、糸を紡いでみて感じたのが、これはできるようになったとしても根気の必要な作業だなあと。慣れるまでにどのくらいの時間が掛かるだろうか、たぶん、1週間くらい本格的にやれば手が糸を紡ぐのに慣れて道具になるだろうか。最初の1回がちゃんとできたとは思えなかったけども、最初の1回目で挫折すると次にうまくできるということはあまりないので、早めにクリアするべきだろうと思うが、他のことが手いっぱいで、次のチャンスは1年後とかのイベントのときになってしまうんだろうと思う。ものづくりに基本上手下手はあっても階級的な感覚は必要ないと思う、分業的な感覚というのもなくてもよいとおもう。初めてのでも本気の人というのはとことんさえやれば経験者以上に上手にできることも多く、切っ掛けだけをもらえばあとは自分次第のことだろう。織る作業よりは手紡機で均一な糸をつくるというのは高度だなあと思えた。羊の毛から繊維を取り出す話も聞いたが、国産の羊の毛が手に入ったからと言ってそう簡単に糸になるわけじゃないという裏話を聞いて、普通に絶対に無理に思えてしまうような話だがそういうのをやっている人がおられることがすごいことだなあと思う。